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【材料】三社電機が大幅反発、蓄電池を活用した周波数制御技術に関する実証試験を実施

三社電機 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三社電機製作所<6882>が大幅反発している。11月30日の取引終了後、同社と関西電力送配電株式会社(大阪市北区)、エリーパワー(東京都品川区)の3社が、18年度の実証試験において、1万台規模の蓄電池の充放電を、遠隔から秒単位で一括制御できることを国内で初めて確認し、19年度における関西送配電を含む10社の実証試験及び2社の独自検証で、蓄電池の出力を目的別に切り分ける技術を確認したと発表しており、これが好材料視されている。

 同実証実験は、実機の蓄電池2台と模擬の蓄電池9998台を用いて充放電の一括制御を行うというもの。多数の蓄電池を一括で高速に制御し、周波数制御技術を確立することにより、電力の安全・安定供給及び再生可能エネルギーの更なる導入拡大を目指すという。また、20年12月1日から21年1月29日の期間で、将来の再生可能エネルギーのさらなる普及拡大を見据え、リソースアグリゲーターの保有する複数の蓄電池を一括制御するためのシステムの活用や、一般家庭などで使用されているインターネット回線を使用した周波数制御技術の確立に向けた実証試験を実施するとしている。

出所:MINKABU PRESS

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