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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ニトリHD、そーせい、ANAHD

ニトリHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニトリホールディングス <9843>  22,250円  +125 円 (+0.6%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>は続伸。前週末25日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を6532億円から7026億円(前期比9.4%増)へ、営業利益を1122億円から1329億円(同23.7%増)へ上方修正しており、これが好感された。上期において、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請やテレワークの浸透などによる巣ごもり需要の高まりを受け、収納整理用品やキッチンダイニング用品、ホームオフィス家具やリビングダイニング家具が売り上げを牽引した。また、緊急事態宣言の影響を受けた店舗の臨時休業や営業時間の短縮により賃借料、広告宣伝費など販売費及び一般管理費の割合が大幅に減少したことも利益を押し上げる見通し。

■そーせいグループ <4565>  1,373円  +7 円 (+0.5%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>は後場急上昇。午後1時ごろ、米ファイザー社との複数のターゲットを対象とした研究開発提携で見い出された2番目の新薬開発候補品について、臨床試験を開始したと発表しており、これが好感された。今回の臨床試験開始に伴い、500万ドルのマイルストーンを受け取ることになる。なおファイザー社は、そーせいとの提携により19年に3品目の異なる新薬開発候補品を選定したが、そのうち2品目が臨床試験を開始したことになる。

■レオパレス21 <8848>  155円  -22 円 (-12.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 レオパレス21<8848>が急反落。26日付の日本経済新聞朝刊で、「2020年6月末に100億円超の債務超過となったことが25日分かった。20年4~6月期の最終損益は120億円を超える赤字(前年同期は57億円の赤字)となったもよう」と報じられており、これが嫌気された。これを受けて会社側では、この日の寄り前、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表した。発表によると「第1四半期の最終損益が120億円を超える最終赤字とあるが、現時点で142億円の当期純損失となる見通しだ。また、20年6月末時点で100億円超の債務超過とあるが、現時点で118億円の債務超過となる見通しであり、第1四半期決算で9月30日に公表する予定だ」としている。

■東洋紡 <3101>  1,555円  -118 円 (-7.1%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 東洋紡<3101>が大幅反落。この日朝方、27日午後9時ごろに同社の犬山工場(愛知県犬山市)で火災が発生したと発表しており、これが嫌気された。会社側によると、同工場のフィルム製造ラインから出火し、28日午前7時45分に鎮火されたという。火災により従業員2人が死亡し、1人が入院、また物的被害は調査中としており、業績への影響が懸念されている。

■ANAホールディングス <9202>  2,562円  -138 円 (-5.1%)  本日終値
 ANAホールディングス<9202>が急落。株価は一時、前週末に比べ8%超安に売られた。25日引け後に、同社が2000億円規模の公募増資を検討していると複数のメディアが報じた。ANAHDは21年3月期に6000億円程度の最終赤字に陥る可能性があり、格付けの維持には公募による増資が必要と判断した模様と伝えている。同社では25日に「現時点で決定した事実はない」とリリースを発表した。これを受けた、週明け28日の株式市場では、公募増資による1株当たり利益の希薄化懸念から同社の株価は大幅安となった。

■オプトラン <6235>  2,130円  -59 円 (-2.7%)  本日終値
 オプトラン<6235>が冴えない。前週末25日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、売上高を462億円から370億円(前期比13.6%減)へ、営業利益を120億円から94億円(同13.6%減)へ、純利益を92億円から71億円(同22.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界経済への影響が顕在化しており、新規発注の動きが抑制されていることに加えて、米国の対中国経済制裁などで一部の中国スマートフォンメーカーの生産への影響が顕在化したことや新型スマートフォン発売延期の影響もあり、装置発注に影響が出たこともマイナス材料となったという。また、業績予想の修正に伴い、期末一括配当予想を60円から50円に減額修正した。前期実績に対しは10円の減配になる予定だ。

■東京エレクトロン <8035>  27,025円  -480 円 (-1.8%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>は利益確定売りに押され8日ぶりに反落。株価は前週末まで直近7営業日で2000円近い上昇をみせており、目先利益確定の売り圧力が観測される。前週末の米国株市場ではハイテク株中心に買いが入りNYダウなど主要株価指数は軒並み上昇したが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸しており、これが同社株にはポジティブ材料。ただ、10月6日に鳴り物入りでの新規上場が期待されていた半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス<6600>が、米中摩擦を背景とした中国通信機器大手ファーウェイへの製品出荷が困難となっていることなどを理由に上場を延期すると発表したことは、半導体関連株全般に逆風となる。特にキオクシアの株主である東芝<6502>は、上場時に株式売却による資金調達を予定していただけにその影響を受けやすい状況にあり、株価もウリ気配スタートで4日続落となった。

■カワセコンピ <7851>  310円  +80 円 (+34.8%) ストップ高   本日終値
 カワセコンピュータサプライ<7851>がストップ高。同社は25日取引終了後に、これまで未定としていた21年3月期通期の単独業績予想を公表。営業損益見通しは1000万円の黒字(前期は1億4100万円の赤字)としていることが買い安心感につながったようだ。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として訪問営業の抑制などが続く見通しであることから、通期の売上高見通しは前期比3.4%減の26億7000万円としている。ただ、売上高に見合う原価率の低下や経費の削減などが利益を押し上げるとみている。

■キャリアリンク <6070>  1,375円  +300 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 キャリアリンク<6070>がストップ高の1375円に買われた。前週末25日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を231億3200万円から269億8000万円(前期比27.8%増)へ、営業利益を5億8500万円から17億9500万円(同2.5倍)へ、純利益を4億200万円から12億7500万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。上期において、BPO事業者及び官公庁から新規大型BPO案件を受注することができたことに加えて、収益率の高い新規BPO案件の計上で売上総利益が改善することが要因としている。

■まぐまぐ <4059>  3,560円  +550 円 (+18.3%) 一時ストップ高   本日終値
 直近IPO株が軒並み高。まぐまぐ<4059>やSTIフードホールディングス<2932>が一時ストップ高に買われたほか、トヨクモ<4058>やI-ne<4933>、それに雪国まいたけ<1375>も値を飛ばした。10月6日に東証への株式公開を予定していたキオクシアホールディングス<6600>が、この日に上場中止を発表した。キオクシアは時価総額1兆5000億円超の今年最大のIPOとなる見込みだったが、直近IPO銘柄には同社の上場に伴う資金捻出のための売りも懸念されていただけに、需給悪化懸念が後退したことも好感されたようだ。明日上場のヘッドウォータース<4011>は、人工知能(AI)絡みで人気化が予想されており、当面IPO関連人気は続くとみられている。

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