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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):HIS、ZHD、SBG

HIS <日足> 「株探」多機能チャートより
■エイチ・アイ・エス <9603>  1,910円  +143 円 (+8.1%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス<9603>が大幅続伸。朝方は売りに押されていたが、前場後半から急速に買いが優勢となり、後場寄り一段高に買われた。格安航空券などを扱う旅行会社大手でハウステンボスなどテーマパークやホテル事業なども運営する。前週末25日取引終了後、20年10月期の最終損益が318億円の赤字となる見通しを発表。前期実績の122億4900万円の黒字から大幅に悪化する。ただ、コロナ禍で業績悪は織り込み済みで、最近は政府主導の「Go To キャンペーン」などが追い風要因として意識されており、空売り筋の買い戻しを誘った。直近の信用倍率は0.6倍台と大幅に売り長で、日証金では逆日歩がついた状態にあり、株式需給面では浮揚力が働きやすい。

■新日本空調 <1952>  2,429円  +159 円 (+7.0%)  本日終値
 新日本空調<1952>が後場一段高。同社はきょう、室圧の変更が可能な多用途型簡易クリーンブース「DiverCell(ダイバーセル)」を開発したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。「DiverCell」は、用途に応じて清浄な空気質を保持しながら室圧制御が可能。陽圧運転時には医療現場などにおける待機室や感染抑制室として在室者の感染リスクを低減させることができ、陰圧運転時では感染症発生時の仮設病室や臨時の感染隔離室として感染症の原因ウイルスなどを封じ込めることができるという。

■西松屋チェーン <7545>  1,474円  +81 円 (+5.8%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が大幅高、7%を超える上昇で8日続伸と異彩の上値追いを継続。ベビー・子供衣料専門店を経営、郊外型の大型店舗での展開に特徴がある。コロナ禍も足もとの業績は好調で、9月の月次既存店売上高は前年同月を11%上回り11カ月連続のプラス成長を確保。店内は高い天井と広い通路幅でスペースを確保し3密を回避、店員を少なくしたローコスト経営が功を奏した。「このビジネスモデルの強みが今朝の金融・ビジネス系のテレビ番組で紹介されたこともあって人気が加速した」(国内証券アナリスト)という。株価は8月25日の高値を抜き2016年12月以来約3年9カ月ぶりの高値圏に浮上した。

■いちご <2337>  313円  +16 円 (+5.4%)  本日終値
 いちご<2337>が4日ぶりに反発。同社はきょう、プロジェクトに参加しているスマートフォン向けリアルワールドサッカーゲーム「TSUBASA+(ツバサ プラス)」の世界各国での公開日が決定したと発表しており、これが株価の刺激材料となったようだ。ゲームの公開は、9月30日に欧州主要地域(スペイン、フランス、イタリア、ベルギー、ドイツ、オランダ、イギリス)、10月15日にアジア・オセアニア地域及び一部の欧州地域(日本、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、オーストラリア、ポルトガル、スイス)を予定。公開日が未発表の地域についても順次公開していくとしている。

■日本精化 <4362>  1,743円  +85 円 (+5.1%)  本日終値
 日本精化<4362>がカイ気配スタートで続急伸。前週末25日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を275億円から290億円(前期比0.2%減)へ、営業利益を28億円から36億円(同1.1%減)へ、純利益を20億円から25億5000万円(同2.7%減)へ上方修正したことが好感された。家庭用製品事業で感染症対策製品の販売が当初予想を上回っていることに加えて、想定以上に工業用品事業での販売状況に改善が見込まれることが要因としている。

■Zホールディングス <4689>  698円  +33 円 (+5.0%)  本日終値
 Zホールディングス<4689>が続伸。SMBC日興証券は25日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を650円から900円に引き上げた。インターネット広告需要は底打ちしたとみており、回復局面入りを予想。同証券では、同社の21年3月期連結営業利益を従来予想の1636億円から1717億円(前期比12.7%増)に増額修正している。また、LINE<3938>との経営統合に関して8月に公正取引委員会から承認を得たことなどから、統合準備が進捗している。

■三栄建築設計 <3228>  1,482円  +52 円 (+3.6%)  本日終値
 三栄建築設計<3228>が続伸。前週末25日の取引終了後、子会社のメルディアホテルズ・マネジメントが、ホテル再建などのコンサルティングをはじめホテル・旅館・レストランの総合サポートを手掛ける日本ベストサポート(東京都千代田区)株式数の68.8%を取得し、子会社化すると発表しており、これが好感された。今回の株式取得は、日本ベストサポートの20年間に及ぶホテル運営に関する経験やノウハウ、経営資源を共有することで三栄建築グループのホテル事業を成長・拡大させることが狙い。取得価格は非開示。なお、21年8月期業績への影響は軽微としている。

■ソラスト <6197>  1,360円  +39 円 (+3.0%)  本日終値
 ソラスト<6197>が続伸。前週末25日の取引終了後、神戸・大阪エリアでグループホームを展開するファイブシーズヘルスケア(神戸市長田区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。今回の子会社化は、神戸・大阪エリア同エリア内のサービスの拡充や、ソラストが進める「地域トータルケア」の実現に資するのが狙い。取得価額は連結純資産(20年3月期167億7000万円)の15%未満。なお、21年3月期業績予想には一定額の影響を織り込み済みとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,341円  +177 円 (+2.9%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>は続伸、75日移動平均線をサポートラインにリバウンド局面にある。9月下旬に入ってからはハイテク株比率の高い米ナスダック市場が波乱含みとなるのを横目に、株価は下値模索の動きを強いられていたが前週末に下げ止まり、きょうも強弱感対立のなかも買い優勢の動きとなり続伸歩調にある。売買代金は東証1部第2位で引き続きマーケットの注目度は高い。同社は米ハイテク株のオプション取引でコール(買う権利)を大量に購入していることが判明し、ナスダック市場との株価連動性が高まったが、前週末はナスダック総合指数が240ポイントあまりの上昇で75日移動平均線の水準をキープしたことで、これを受けて目先買い戻しを誘導した。また、同社傘下企業のソフトバンクロボティクスが28日、飲食店向けに配膳・運搬ロボットを来年1月から販売することを発表、コロナ禍での人と人との非接触ニーズや人手不足に対応する商品として、これも株価の刺激材料となったとみられている。

■太陽ホールディングス <4626>  5,640円  +90 円 (+1.6%)  本日終値
 太陽ホールディングス<4626>が続伸。この日正午ごろ、21年3月期連結業績予想について、営業利益を101億円から118億円(前期比29.2%増)へ、最終利益を64億円から75億円(同2.0倍)へ上方修正したことが好感された。車載向け電子機器用部材が大幅に減少したことなどから、売上高は806億円から789億円(同11.7%増)へ下方修正した。ただ、新型コロナウイルス感染症の影響による世界的なリモートワークなどの拡大により、パソコンやタブレット端末及びサーバーやデータセンターの需要の高まり、電子機器用部材事業において利益率の高い半導体パッケージ用製品の受注が好調であったことや、新型コロナの影響で旅費交通費などの費用が減少したことが寄与した。

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