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【市況】米国株見通し:続伸か、FRBの緩和的な政策方針維持で

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時30分現在)
S&P500先物      3,396.88(+1.88)
ナスダック100先物  11,466.12(+15.87)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。NY原油先物(WTI)は下げ渋り、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。


15日の取引で主要3指数は続伸。ダウは3日連続で前日終値を上回り、2ドル高の27995ドルで取引を終えた。ワクチン開発への観測が続くなか、この日発表された中国の小売売上高が予想外に堅調な内容となり、世界経済の早期回復期待から買いが先行。また、NY連銀製造業景気指数が想定を上回り、製造業の持ち直しを見込んだ買いが鮮明になった。ただ、ハイテク株への利益確定売りで指数の一段の上昇は抑制されている。


本日も買いが続く見通し。民主党のペロシ下院議長は15日、追加経済対策で与党共和党と合意に向け、民主党は休会入りを先延ばしする考えを表明。早期の与野党合意への思惑から、買い先行となりそうだ。また、今晩発表の小売売上高とNAHB住宅市場指数はほぼ前回並みの内容と予想され、底堅い内容なら指数を押し上げる見通し。一方、連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利を据え置く公算で、さらに追加緩和や緩和方針の長期化などが示されれば、売りは後退しよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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