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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):新日本科学、ステムリム、チェンジ

新日本科学 <日足> 「株探」多機能チャートより
■新日本科学 <2395>  849円  +144 円 (+20.4%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 新日本科学<2395>が急騰。午前9時ごろ、沖永良部島事業所(鹿児島県沖永良部島)で、ニホンウナギのシラスウナギ人工生産に成功したと発表しており、これが好材料視された。同社では、14年4月に鹿児島本店でウナギ種苗生産の研究を開始し、17年11月には世界で初めて「人工海水を用いた閉鎖循環システムによるシラスウナギ生産」に成功。19年10月からは沖永良部島で、「清浄度の高い天然海水によるシラスウナギの人工生産」に取り組んできた。今回、シラスウナギを天然海水で安定的に生産できる環境構築にメドが立ったことで、今後はシラスウナギの生産数を順次増やし、大量生産による事業化に向けた展開を図るとしている。なお、同件が21年3月期業績に及ぼす影響は軽微としている。

■ステムリム <4599>  1,032円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 ステムリム<4599>はストップ高。15日の取引終了後、塩野義製薬<4507>に導出済みの再生誘導医薬開発候補品「レダセムチド」について、慢性肝疾患を対象とする第2相臨床試験を医師主導で実施する契約を新潟大学及び塩野義と締結したと発表しており、これが好感された。同試験は、慢性肝疾患患者に対するレダセムチドの有効性及び安全性を評価することを主な目的としており、20年内に開始される予定。ステムリムと塩野義は、同試験に対する治験薬や治験届の提出に必要な情報の提供、各種資料の作成協力などの支援を行うとしている。なお、同件による21年7月期業績への影響は未定としている。

■丸三証券 <8613>  482円  +53 円 (+12.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 丸三証券<8613>が急反発。15日の取引終了後、従来未定としていた21年3月期の上期配当を13円50銭(前年同期は8円)実施する方針と発表しており、これを好感する買いが入った。足もとの好調な業績を反映したものとみられる。なお、下期配当は引き続き未定としている。

■ライフコーポレーション <8194>  4,765円  +440 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 ライフコーポレーション<8194>が急反騰。15日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高7340億円から7630億円(前期比6.7%増)へ、営業利益を161億円から240億円(同72.9%増)へ、純利益を100億円から160億円(同2.0倍)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の拡大を背景とした生活習慣の変化に伴う需要の高まりから、足もとの業績が引き続き想定を上回るペースで推移しているという。また、業績予想の修正に伴い、従来中間・期末各20円の年40円を予定していた配当予想を、中間・期末各25円の年50円に増額するとあわせて発表しており、これも好材料視された。前期実績に対しては10円の増配になる予定だ。

■エアトリ <6191>  1,525円  +134 円 (+9.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 エアトリ<6191>は大幅続伸。15日の取引終了後、未定としていた20年9月期配当予想を前年同期と同額の10円にすると発表しており、これが好感された。新型コロナウィルス感染症の影響による旅行需要の減少などで減配も懸念されていたが、安定配当維持の方針や現時点での財務状況などを勘案したという。なお、20年9月期の業績予想は引き続き未定としている。

■チェンジ <3962>  10,390円  +870 円 (+9.1%)  本日終値
 チェンジ<3962>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、米サイバー・レコニッサンス(アリゾナ州、以下「サイバーコン」)とパートナー契約を締結し、共同で日本市場向けのサービス展開を開始すると発表しており、これが好感された。サイバーコンは、独自の人工知能(AI)アルゴリズムにより、SNSやダークウェブなどさまざまなソースからハッカーの行動を収集・分析し、企業へのサイバー脅威を予測・優先順位付けをすることができるプラットフォームを提供するスタートアップ企業。今回のパートナーシップによりチェンジは、サイバーコンの先進技術を日本市場に展開することで、日本企業の生産性向上とセキュリティーの確保に貢献するとしている。

■レーザーテック <6920>  8,940円  +650 円 (+7.8%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が4日続伸。株価は7月中旬を境に大幅な調整を余儀なくされていたが、9月以降は売り圧力が弱まり8000円近辺でのもみ合いを経て底入れ足に転じている。前日の米国株市場ではインテルやアプライドマテリアルズなど半導体銘柄が幅広く買われる展開となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数も続伸した。東京市場では半導体関連の戻り足が鈍かったが、ここにきてファンド筋とみられる実需の売りが一巡し上値の重さが緩和されてきているようだ。

■ケーヨー <8168>  943円  +68 円 (+7.8%)  本日終値
 ケーヨー<8168>が5連騰し年初来高値を更新した。15日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(3~8月)単独業績について、売上高が537億円から616億1100万円(前年同期比10.9%増)へ、営業利益が14億5000万円から42億円(同15.2倍)へ、純利益が10億円から24億5000万円(同2.2倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。新型コロナウイルス感染拡大を背景とした外出自粛やテレワークなどによる生活様式の変化に伴い、DIY・園芸用品、トレーニング用品など、家庭で過ごす時間を活用するためのホーム関連商材の需要が伸びたことに加えて、マスク・除菌関連商品や透明シート、フェイスシールドなどの感染防止用品が継続的に伸長したことが要因。また、DCMホールディングス<3050>との取り組みであるDCM棚割導入改装を進めてきた効果や、粗利益率の比較的高いDIY・園芸用品の売り場拡大なども利益を押し上げた。

■スクロール <8005>  914円  +57 円 (+6.7%)  本日終値
 スクロール<8005>は続伸。カタログ通販を手掛けるが、巣ごもり消費を追い風に足もとの業績は好調に推移しており、株価は7月中旬以降その居どころを大きく変えた。直近は7日に年初来高値970円をつけたあと調整局面にあったが、時価は25日移動平均線を足場に切り返す展開にある。同社が15日取引終了後に発表した8月の月次売上高は前年同月比22.2%増の67億4400万円と引き続き好調で、これを手掛かりに投資資金が流入した。月次売上高は、5月から4カ月連続で前年実績を大幅に上回る状況が続いており、4カ月間の平均伸び率は22.5%となっている。

■バリューコマース <2491>  3,540円  +140 円 (+4.1%)  本日終値
 バリューコマース<2491>が続伸。SMBC日興証券が15日付で、投資評価「2」を継続し、目標株価を2000円から3400円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。コロナ禍におけるEC需要拡大を背景に、ECソリューション事業の成長ペースが加速したことなどから、20年12月期の営業利益予想を52億7000万円から58億8000万円へ、21年12月期を同57億2000万円から63億1000万円へ上方修正したことなどが要因。ただ、ECソリューション事業の好調は織り込み済みの可能性があるとも指摘しており、今後はコロナ禍で低調なアフェリエイトの回復が次の注目材料になるともしている。

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