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【市況】【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 復活の夜明けが近づく「Go To キャンペーン」関連株

株式アドバイザー 北浜流一郎

「復活の夜明けが近づく「Go To キャンペーン」関連株」

●“東京解禁”で観光・旅行業界の景色は変わる!

 我が家の最近の主要テーマは、いつどこへ旅行に行くかだ。

 私は「Go To トラベル キャンペーン(以下、Go To キャンペーン)」に賛成であり、早く利用したいと思って家族にどこか旅行へ行かないか、と誘ってみるのだが、残念ながら賛同が得られない。

 私の住む近場の観光地となると、熱海や箱根、伊豆がある。私としては熱海の花火を見たいとの思いがあって誘うのだが、「わざわざ熱海まで花火を見に行かなくても…」と却下されてしまう。「温泉にももちろん入れる」とアピールしても、「この暑い時に温泉なんて考えただけで熱中症になりそう」とまで言われて、いまだ旅行は実現していない。

 しかし私の考えでは、「Go To キャンペーン」の対象から外されていた東京が来月には解禁となり、旅行者は急増するだろう。そうなると、どこもホテルの予約は困難になり、ホテル・旅館の確保に苦労させられることになる。

 さらに時が進んで、来年になると外国人旅行者の来日も増加し、気がついた時にはコロナ禍前のように主要観光地は外国人たちであふれる。こうして、列島には再び喧噪が戻ってこよう。それはそれで楽しめるものの、比較的静かに旅行を楽しむのはいまのうちに限る。ただ、残念ながら家族に賛同する者がいないので、やむを得ず私が熱心に取り組んでいるのが、Go To キャンペーンの関連銘柄の研究である。

●上昇余力が十分なGo To キャンペーン関連株

 すでに本コラムでは、旅行関連株としてオリエンタルランド <4661> 、ANAホールディングス <9202> 、日本航空 <9201> 、オープンドア <3926> 、日本空港ビルデング <9706> 、共立メンテナンス <9616> などを紹介してきた。

 しかし、 旅行関連株は他にもまだまだある。それらのすべてが上昇するわけではないものの、東京都が解禁となれば人の移動が急増するのは間違いない。なにしろ東京には国民の約10分の1にあたる人間が住んでいるし、全国には人気の観光地も多い。

 この点を考えると、Go To キャンペーン株はまだまだ上昇余力が十分と見られるため、次のような銘柄に注目だ。

 まずは、旅行大手のエイチ・アイ・エス <9603> だ。旅行は団体、個人ともに苦戦が続いているうえに、長崎で運営しているハウステンボスも集客に苦しんでいる。だが、大事なのは3ヵ月後、半年後、さらには1年後である。この点からは次第に集客、収益ともに回復すると見てよく、株も蘇生する確率が高い。

 株ではなくREITになるが、星野リゾート・リート投資法人 <3287> [東証R]がある。「星のや」を中心にグループホテル・旅館を集約した形となっているリートであり、価格はすでに高値圏ながら本格浮上はこれからと見る。

 航空券の予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャー <6030> [東証M]も、今後のチケット予約増はまず間違いないところで、株も2進1退高が見込める。旅行大手では他にKNT-CTホールディングス <9726> がある。

 そして、旅行先に選ばれやすい地域を考えると、富士山の眺望が景観資産となっている富士急行 <9010> がある。富裕層の旅行も当然増加するため、会員制リゾートホテル運営のリゾートトラスト <4681> もマークしておきたい。

 最後に、安倍首相の辞任により東京市場はショック安に陥ったため、すでに紹介したGo To キャンペーン関連株も急落しまった。しかし、これは一時的と見てよく、すでに取り上げたOLC、ANA、JAL、オープンドア、日本空港ビル、共立メンテなども改めて注目でよい。

2020年8月28日 記

株探ニュース

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