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【市況】日経VI:上昇、安倍首相の健康不安説も心理的な重しに

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比+0.43pt(上昇率1.99%)の21.99ptと上昇した。なお、高値は22.83pt、安値は21.87pt。先週末の米国株高を受け今日の日経225先物は概ねプラス圏で推移した。ただ、新型コロナへの警戒感はなお強く、また、米大統領選に向け27日に演説が予定されているトランプ大統領がさらなる対中強硬策を打ち出すのではないかとの警戒感も意識された。さらに安倍首相の健康を危惧する声も次第に大きくなっている。こうした状況が市場の雰囲気を重くし、市場心理は改善せず、日経VIは終日先週末水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《FA》

 提供:フィスコ

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