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【市況】株価指数先物【昼のコメント】狭いレンジ継続でNTショートのポジションを意識


 日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万2390円(-0.53%)前後で推移している。寄り付きは2万2480円とシカゴ先物清算値(2万2470円)にサヤ寄せする形で始まり、現物の寄り付き直後に2万2570円まで切り返す場面もみられた。しかし、その後は2万2500円から2万2550円辺りで保ち合いが続き、11時以降は急速に下押す流れとなっている。

 ハンセン指数が1.0%を超える下落で推移している影響を指摘する声も聞かれたが、東京エレクトロン <8035> やファナック <6954> 、ホンダ <7267> 、アドバンテスト <6857> などが朝方から弱い値動きをみせていたことに加え、トヨタ <7203> の決算を控えていることもあって想定内のこう着といったところだろう。テクニカル面では25日移動平均線に上値を抑えられる一方で、5日移動平均線が支持線として意識されている状況が継続している。

 前引けのTOPIXは0.28%のマイナスとなり、0.50%より小さい下落率ではあるが、連日の下げ相場においては0.20%程度の下げでも日銀のETF買い入れが入る可能性がある。そのため、後場は日銀のETF買い入れへの思惑が意識されそうだ。

 もっとも、指数寄与度の大きい東京エレクトロンなど値がさ株の切り返しは期待しづらく、25日移動平均線を挟んで狭いレンジ相場が継続しよう。そのため、日銀のETF買い入れ観測から切り返す場面がみられるようであれば、日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートのポジションを意識しておきたい。

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