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【市況】27日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、金値上がりで産金株急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

週明け27日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比8.46ポイント(0.26%)高の3205.23ポイントと3日ぶりに反発している(上海A株指数は0.27%高の3359.54ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


中国景気の回復基調が好感される流れ。中国国家統計局は朝方、全国工業企業の利益総額が2020年6月、前年同月比11.5%増に拡大したと報告した。6カ月ぶりにプラス成長を回復した5月(6.0%増)に比べ、増加ペースはさらに加速している。ただ、上値は重い。新型コロナウイルス、ハイテク、国家安全保障、香港問題など多数分野で米中が対立するなか、両国はそれぞれ領事館の閉鎖命令を出す事態に発展した。中国の在ヒューストン総領事館はすでに撤退が完了し、成都の米国総領事館は本日閉鎖している。指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。

業種別では、非鉄やセメントの素材関連が高い。江西銅業(600362/SH)が5.2%、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.0%、安徽海螺セメント(600585/SH)が1.6%ずつ上昇した。金先物高を手がかりに、産金株も急伸。山東黄金(600547/SH)が8.7%高で引けた。そのほか、防衛関連株、食品飲料株、医薬品株、自動車株、ハイテク株の一角なども買われている。

半面、不動産株は安い。緑地控股(600606/SH)が2.3%、保利地産(600048/SH)が2.2%、金地集団(600383/SH)が1.3%ずつ下落した。当局の引き締めスタンスがこの日も売り材料視されている。深セン市に続き、南京市も23日、住宅購入規制を強化する方針を明らかにした。先行して規制強化が始まった深セン市では、中古住宅の取引が急減したという。このほかゼネコン株、運輸株、金融株なども売られた。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.63ポイント(0.27%)安の232.58ポイント、深センB株指数が1.17ポイント(0.13%)高の903.37ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《FA》

 提供:フィスコ

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