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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ネットワン、フジHD、日東電

ネットワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■JFEシステムズ <4832>  4,120円  +565 円 (+15.9%) 一時ストップ高   本日終値
 JFEシステムズ<4832>が続急伸。22日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比37.4%増の10億700万円に伸びて着地しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で企業収益が急速に減少するなど厳しい事業環境にあるなか、クラウドやサーバー仮想化、情報セキュリティー支援サービスを提供する基盤サービス事業などが拡大し、売上高114億3200万円と9.3%の増収を達成した。なお、通期の業績予想は現時点で合理的な算定が困難であることから公表を見送っている。

■ネットワンシステムズ <7518>  4,105円  +355 円 (+9.5%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ネットワンシステムズ<7518>が急伸。22日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高365億500万円(前年同期比2.6%増)、経常利益26億9100万円(同48.1%増)と増収増益を達成しており、これを好材料視する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の影響で営業活動に一部遅れが生じたものの、セキュリティー対策やクラウド基盤などの付加価値ビジネスが好調に推移し、大幅増益を達成した。マーケット別では新型コロナウイルス感染症対応への要望が強いエンタープライズ向けが大きく伸びた。なお、最終利益は前年同期に不正取引関連損失11億1700万円を計上していた反動で、200万円から19億円に急増している。

■日本システムウエア <9739>  2,190円  +172 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 日本システムウェア<9739>が後場一段高。同社はきょう、21年3月期第1四半期決算を発表する予定で、思惑買いが流入したもよう。また、この日は米インフォア及びインフォアジャパンと業務提携したことを発表しており、これも材料視されたようだ。NSWはこの提携により、販売管理から生産管理、サプライチェーンソリューションまでを含んだインフォアの製造業向けERPパッケージ「Infor CloudSuite Industrial」の提供をきょうからスタート。両社はエンジニアリングチェーンとサプライチェーン双方をカバーすることでより付加価値の高いソリューションの提供を進めていくとしている。

■ニフコ <7988>  2,518円  +187 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ニフコ<7988>は後場に入りプラスに転換。午後1時ごろ、未定としていた21年3月期通期連結業績予想について、売上高2240億円(前期比22.2%減)、営業利益135億円(同54.6%減)、純利益90億円(同50.9%減)を見込むと発表。減益予想ながら、営業利益で130億円強を見込んでいた市場予想を上回ることが好材料視されたようだ。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高572億8000万円(前年同期比20.5%減)、営業利益40億2800万円(同44.3%減)、純利益18億2500万円(同57.3%減)だった。

■Genky <9267>  3,940円  +190 円 (+5.1%)  本日終値
 Genky DrugStores<9267>が3連騰。午前9時ごろに発表した21年6月期連結業績予想で、売上高1450億円(前期比17.3%増)、営業利益50億円(同15.2%増)、純利益35億円(同27.0%増)と2ケタ営業増益を見込んでいることが好感された。顧客の節約志向に応えるために、EDLP(エブリディロープライス)政策を推進し、他のドラッグストアとの差別化を図る一方、スクラップ&ビルドの推進及び店舗改装を行い、活性化を図るという。また、店舗レイアウトや作業が標準化されたNew300坪タイプの店舗をレギュラー店と位置づけて60店舗の新規出店を計画している。なお、20年6月期決算は、売上高1236億300万円(前の期比19.0%増)、営業利益43億4100万円(同7.3%増)、純利益27億5500万円(同2.1%増)だった。

■薬王堂ホールディングス <7679>  2,797円  +91 円 (+3.4%)  本日終値
 薬王堂ホールディングス<7679>が反発。この日午後、傘下の薬王堂が、セルスペクト(盛岡市)が製造・販売する業界初の国産研究用新型コロナウイルス抗体検出キット「クオリサーチ COVID-19 IgG LF」の販売を開始したと発表しており、これが好感されたようだ。同キットは、特別な機器を必要とせず、迅速に抗体の検出・不検出を知ることができる迅速簡易検出法「イムノクロマト法」による抗体検出方法を用いている製品で、少量の血液を用いた簡便な操作によって、約15分で抗体検査が可能という。価格は3500円(1回分)で、特設ECサイトで販売するとしている。

■アルゴグラフィックス <7595>  3,385円  +105 円 (+3.2%)  本日終値
 アルゴグラフィックス<7595>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断「バイ」を継続し、目標株価を3680円から3940円へ引き上げことが好材料視されたようだ。コロナの影響や自動車関連の開発投資先送り懸念などで、同社株は5月以降、調整局面にあるが、同証券によるとコロナ影響は限定的で、第2四半期以降、業績再拡大局面入りを想定しているという。

■フジHD <4676>  1,024円  +24 円 (+2.4%)  本日終値
 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が続伸。22日の取引終了後、上限を1250万株(発行済み株数の5.34%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。取得期間は20年8月7日から21年3月31日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率の向上を通じて株主利益の向上を図るのが目的としている。同時に、未定としていた21年3月期連結業績予想について、売上高5694億円(前期比9.8%減)、営業利益130億円(同50.6%減)、純利益90億円(同78.2%減)を見込むと発表した。また、同じく未定としていた配当予想は36円(前期44円)を予定しているとした。

■日東電工 <6988>  6,290円  +100 円 (+1.6%)  本日終値
 日東電工<6988>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が22日付で、投資評価を「3」から「2」とし、目標株価を4900円から6000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、自動車向けの収益悪化で上期会社計画は未達を予想するも、短期業績の苦戦はコンセンサスであり、焦点は下期と還元であると指摘。加えて、大型液晶パネルの供給過剰による収益性悪化の可能性が短期的に後退したこと、ハイエンドスマートフォンのモデルミックスの変化を織り込んでも、フリーCFが安定的に創出できるとみらること、21年3月期中に核酸医薬P2bの治験が完了し、製薬事業の見通しに明確なイベントがあると見込まれることなどを考慮したという。

■住友金属鉱山 <5713>  3,309円  +49 円 (+1.5%)  本日終値
 金関連株が高い。住友金属鉱山<5713>が続伸したほか、商品先物の豊商事<8747>や岡藤ホールディングス<8705>といった銘柄が急伸した。この日のアジア市場でニューヨーク金先物は一時1トロイオンス=1940ドル台まで上昇。11年9月につけた史上最高値1923ドルを約9年ぶりに上回った。ドル安の進行でドルの代替資産としての金が見直されているほか、新型コロナウイルスの感染拡大による経済悪化、米中対立の深刻化などを警戒した買いが流入した。

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