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【材料】サトウ食品は続落、20年4月期決算は上振れ着地も今期見通しは未定

サトウ食品 <日足> 「株探」多機能チャートより
 サトウ食品工業<2923>は続落。10日の取引終了後、20年4月期の連結決算を発表しており、売上高448億8800万円(前の期比9.8%増)、営業利益9億5300万円(同19.2%減)、最終利益6億8800万円(同22.8%減)と営業減益だったものの、従来予想の営業利益7億円を36.1%上回って着地した。ただ、21年4月期の業績予想について、新型コロナウイルス感染症の影響が不透明なため、現時点で売上高などの影響額を合理的に見積ることが困難な状況とし、「未定」としたことが嫌気されているようだ。

 20年4月期は、売上高が新型コロナウイルス感染抑止策を背景とした内食需要の高まりにより、包装米飯製品・包装餅製品といった主力製品を中心に堅調に推移した。また、物流費の上昇や販売促進費の増加があったが、売上高の増加に伴う売上総利益の増加で利益面でも前回予想値を上回った。また配当については、従来20円の期末一括配当を予定していたが、普通配当を10円増額し30円としたほか、創業70周年記念配当10円を上乗せし、合計40円とした。前の期実績に比べ、20円の増配となる。

出所:MINKABU PRESS

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