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【材料】オプトホールディング---1Q増収増益、マーケティング事業が好調に推移

オプトHD <日足> 「株探」多機能チャートより

オプトホールディング<2389>は13日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.6%増の234.05億円、営業利益が同16.4%増の4.73億円、経常利益が同17.2%増の5.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同181.2%増の6.82億円となった。

マーケティング事業の売上高は前年同期比13.7%増の230.77億円、売上総利益は同11.1%増の39.62億円、営業利益は同38.0%増の11.81億円、EBITは同41.3%増の12.14億円、EBITDAは同37.2%増の13.20億円となった。2020年3月以降に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一部顧客の広告予算減少の影響を受けたが、既存顧客の広告予算増加や地方中小領域を中心とした新規顧客の獲得等が進んだ。また、大手領域を中心に販売管理費の削減に取り組んだ。

シナジー投資事業の売上高は前年同期比73.9%減の3.29億円、売上総利益は同90.1%減の0.61億円、営業損失は1.36億円(前年同期は0.86億円の利益)となったが、保有するジモティー<7082>株式の一部を2020年2月7日の東京証券取引所マザーズ市場への上場時に売却し、EBITは同286.9%増の4.45億円、EBITDAは同292.7%増の4.89億円となった。コロナウイルスの感染拡大に伴う中国での貿易事業の停滞や前年度に営業投資有価証券売却益を計上したことが要因となった。また、同社では投資成果の透明性を高めることを目的として、AUM(Assets Under Management)及びIRR(Internal Rateof Return)を開示している。当第1四半期末時点におけるAUMは、保有するラクスル<4384>株式の時価評価額の下落等を背景に前第4四半期末比22.9%減の176.94億円となった。また、当第1四半期末時点での税引後IRRは10.4%となり前年度末比で1.5ポイント悪化した。

HD管理部門においては、業務生産性改善のための外注費用の増加等により販売管理費が一時的に増加した結果、当第1四半期における販売費及び一般管理費は5.74億円(前年同期は5.38億円)となった。

2020年12月期通期の連結業績予想については、同日、新型コロナウイルス感染症の拡大または収束の見通しが立てられない中、現時点で業績予想を合理的に見積もることが困難であるとして、マーケティング事業の2020年12月期通期業績予想は未定とすることを発表した。なお、業績予想の合理的な算定が可能となった時点で、速やかに公表するとしている。

《SF》

 提供:フィスコ

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