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【材料】ジェイリース---20年3月期は2ケタ増収、各利益が黒字転換、売上高は過去最高を更新

ジェイリース <日足> 「株探」多機能チャートより

ジェイリース<7187>は12日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.9%増の67.44億円、営業利益が1.55億円(前期は1.01億円の損失)、経常利益が1.05億円(同1.46億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が0.24億円(同1.49億円の損失)となった。

保証関連事業の売上高は前期比11.8%増の66.49億円、営業利益は1.57億円(前期は0.95億円の損失)となった。家賃債務保証事業は、市場シェアの拡大を目的とした既存店舗による売上拡大及び事業者向けプラン「J-AKINAI」の拡販を図るとともに、2019年11月より個人信用情報を審査に用いた新商品「Sシリーズ」の販売拡大により、審査精度、審査スピード、承認率の向上を図った。また、前期第4四半期より与信審査の強化を図り、貸倒リスクが高い案件の契約を抑制するなど、将来的な貸倒コストや訴訟関連費用を抑制するため債権良質化に努めた。当連結会計年度の家賃債務保証事業の実績は、同社の保証を取り扱う不動産会社との協定件数は前期比9.6%増の17千件、年間申込件数は同1.7%増の180千件、前受保証料を含む保証料受取額は事業者向けプラン増加に伴う単価の上昇及び既存契約からの継続保証料の増加により同9.5%増の57.62億円となった。

不動産関連事業の売上高は前年同期比28.5%減の1.04億円、営業損失は0.02億円(前期は0.06億円の損失)となった。不動産仲介事業は、営業拠点を福岡に一本化し、利益率の向上に努めたが、新型コロナウイルス感染症対策としての入国規制措置等の影響により、海外顧客の契約件数が減少した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.2%増の73.00億円、営業利益が同28.6%増の2.00億円、経常利益が同41.5%増の1.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同230.6%増の0.80億円を見込んでいる。

《SF》

 提供:フィスコ

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