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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】1万9000円の攻防、東エレクなど半導体株の動向に注視


大阪6月限ナイトセッション
日経225 19050 -270 (-1.39%)
TOPIX 1399.5 -18.0 (-1.26%)
CME先物 19035 -285
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 21日の米国市場は NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が続落となり、NYダウは630ドルを超える大幅安。原油先物価格の下落が止まらず、投資家心理を冷やしている。また、足元での戻り相場をけん引してきたハイテク株にも売りが出ており、指数を押し下げる形となった。原油急落で痛手を負ったヘッジファンドなどが、損失穴埋めのために利益の出ているハイテク株を売ったとの見方。

 日経225先物はナイトセッションで一時1万8970円を付ける場面があったことから、本日は1万9000円での攻防が意識される。同水準での底堅さが意識されてくるようであれば、辛うじてセンチメントが和らぐ可能性はありそうだ。一方で、1万9000円を割り込んでくるようだと、テクニカル面では25日移動平均線が位置している1万8660円近辺を意識した見方が出てくるだろう。

 米国ではAMDが7%を超える下落となったほか、ほぼ全面安商状であり、指数寄与度の大きい東京エレクトロン <8035> などの動向に注視する必要がある。一方で、ネットフリックスは決算が評価されて時間外で上昇しており、安心材料といったところか。また、市場反応は限られてはいたが、ホワイトハウスと議会指導部が追加の新型コロナウイルス対策法案で暫定合意に達したことも下支えとなる。

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