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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 愛光電気、TKP、新光電工 (21日大引け後 発表分)

愛光電気 <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 愛光電気 <9909> [JQ]  ★前期経常を一転8%増益・最高益に上方修正、配当も25円増額
 ◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億5000万円→3億2300万円に29.2%上方修正。従来の16.7%減益予想から一転して7.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。第4四半期の売上高と利益率が想定を上回ったことが上振れの要因となった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→60円(前の期は50円)に大幅増額修正した。

 インタスペス <2122> [東証M]  ★上期経常を3.5倍上方修正、自社株買い実施も発表
 ◆20年9月期上期(19年10月-20年3月)の連結経常利益を従来予想の8000万円→2億8300万円に3.5倍上方修正。減益率が88.2%減→58.3%減に縮小する見通しとなった。主力のアフィリエイトサービスでEC分野と金融分野の収益が想定以上に好調だったことが寄与。
  併せて、発行済み株式数の1.8%に相当する12万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の強化を好感する買いが期待される。

 魚喜 <2683> [東証2]  ★前期経常を一転26%増益に上方修正
 ◆20年2月期の連結経常利益を従来予想の7000万円→1億1300万円に61.4%上方修正。従来の22.2%減益予想から一転して25.6%増益見通しとなった。優良物件への新規出店や不採算店舗の撤退、人件費と経費の削減などが奏功し、採算が大きく改善した。

 TKP <3479> [東証M]  ★前期経常は17%増で5期連続最高益
 ◆20年2月期の連結経常利益は前の期比17.5%増の47.6億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新した。3月に下方修正した業績予想(40.5憶円)を上回り、一転増益で着地。販管費が想定を下回ったことに加え、為替差益が発生したことなどが上振れの要因となった。
  なお、21年2月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。

 新光電工 <6967>   ★前期経常を2.7倍上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→48億円に2.7倍上方修正。減益率が76.5%減→37.2%減に縮小する見通しとなった。半導体製造装置用セラミック静電チャックやフリップチップパッケージ、ヒートスプレッダーの販売が伸びたことが寄与。円安進行による採算改善や為替差益の増加も利益を押し上げた。

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