市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・6日>(大引け)=串カツ田中、GMO-FH、ヒトコムHDなど(その1)

 串カツ田中ホールディングス<3547>=ストップ高。3日の取引終了後、日本証券金融が3日の取引終了後、6日約定分から同社株の貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表。空売り規制が入ったことを受けて、買い戻しの動きが強まっているようだ。同日会社側が発表した3月度の月次報告では、既存店売上高は前年同月比22.6%減と3カ月ぶりに前年実績を下回った。客単価は同4.5%増となったものの、新型コロナウイルスの感染拡大や外出自粛の動きなどで客数が同25.9%減と大幅に落ち込んだ。ただ、足もとの売り上げの悪化は想定内であり、また2日には直営店全店の臨時休業を発表したことで株価は下値模索の展開にあり、目先のアク抜け感もこの動きに拍車をかけているようだ。

 GMOフィナンシャルホールディングス<7177>=反発。3日取引終了後、3月の月次開示情報(速報)を発表。傘下のGMOクリック証券の3月店頭FX売買代金(一日平均)が前月比2.3倍の8兆6060億円に拡大しており、これを好感する買いが向かった。また、3月の株式売買代金(一日平均)も前月比27.2%増と大きく伸びたことも好材料視されている。

 ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>=大幅高。前引け後に、集計中の第2四半期累計(19年9月~20年2月)連結業績について、売上高が360億円から361億9000万円へ、営業利益が16億7000万円から18億9000万円へ、純利益が9億4500万円から10億2600万円へ上振れて着地したようだと発表した。アウトソーシング事業が好調だったことに加えて、EC・TC支援事業で受託するECサイトの販売実績が好調に推移したことや、経費の効率的な運用などが業績を押し上げたという。なお、同社は単独株式移転により19年3月1日に設立されたため、前年同期との比較はない。

 エスプール<2471>=ストップ高。前週末3日の取引終了後に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)連結決算が、売上高46億7500万円(前年同期比20.3%増)、営業利益3億8600万円(同82.8%増)、純利益3億200万円(同2.4倍)と大幅増益となったことが好感されている。主力2事業のうち、人材派遣サービスがコールセンター業務を中心に引き続き堅調に推移したほか、障害者雇用支援サービスも農園の設備販売、管理収入が順調に増加した。これに加えて、採用支援サービスの収益改善も利益向上に寄与した。なお、20年11月期通期業績予想は、売上高206億3600万円(前期比17.8%増)、営業利益20億円(同24.7%増)、純利益12億8800万円(同19.0%増)の従来見通しを据え置いている。

株探からのお知らせ

    日経平均