市場ニュース

戻る

【注目】前週末21日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

第一商品 <日足> 「株探」多機能チャートより

■第一商品 <8746>  338円 (+65円、+23.8%)

 第一商品 <8746> [JQ]が3連騰。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、安全資産として金を買う動きが加速しており、ニューヨーク先物は約7年ぶりの高値を更新。東京商品取引所の金先物も最高値を更新している。これを受けて、金などの商品先物取引会社には取引が活発化するとの思惑が働いており、岡藤ホールディングス <8705> [JQ]、フジトミ <8740> [JQ]も高い。

■ザイン <6769>  1,065円 (+150円、+16.4%) ストップ高

 ザインエレクトロニクス <6769> [JQ]がストップ高。同社は21日、最大16人の体温を同時に非接触で検知するAI顔認証ソリューションを3月までにリリースすると発表。グループのキャセイ・トライテックが企画しリリースするこのソリューションは、新型コロナウイルス対策が「国内発生の早期」フェーズに対応する必要性が生じたことを受け、大勢の人が集まる場所で体温の高い人を同時多数かつ高速に検知するニーズに応えるもの。従来のサーモグラフィー測定の多くは、一人ずつなど少数の測定をベースにするため、大勢の人の流れを高速に処理することが困難だが、このソリューションは同時多数者に適用可能なAI(人工知能)顔認証ソリューションを、黒体(赤外線を活用する温度計の参照物)を併用したサーマルカメラ上で実行することで可能となる。

■ブイキューブ <3681>  766円 (+100円、+15.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。ブイキューブ <3681> が連日のストップ高。今年1月7日につけた743円をカイ気配のまま通過し昨年来高値を更新、その後も高値圏で売り物をこなした。Web会議やネット上のセミナー開催など遠隔地の相手と映像でつなげるビジネスを手掛け、テレワーク関連としてのテーマ性を持つほか、遠隔医療分野への展開にも期待が大きい。新型肺炎の感染拡大が懸念されるなか、感染症懸念から開催・参加が危ぶまれる株主総会を支援する特別配信サービス「SCP」の提供をリリースしており、これが物色人気を加速させている。時価総額200億円未満の小型株ながら、売買高は20日に2000万株を超える商いをこなし、21日も1800万株を超えるなど需給相場の様相を呈している。

■オークファン <3674>  773円 (+100円、+14.9%) ストップ高

 オークファン <3674> [東証M]がストップ高。20日の取引終了後、出資先のサイバーセキュリティクラウド <4493> [東証M]が20日、東証証券取引所からマザーズ市場への上場を承認されたと発表しており、含み益への期待から買いが入った。オークファンは現在、サイバーセキュリティクラウド株33万3000株(発行済み株数の14.3%)を所有しており、筆頭株主に次ぐ第2位の株主となっている。なお、サイバーセキュリティクラウドの上場予定日は3月26日で、上場に際しオークファンは売り出しを予定していない。

■イノベーション <3970>  2,092円 (+213円、+11.3%)

 イノベーション <3970> [東証M]が大幅3日続伸。20日の取引終了後、子会社コクリポが新規契約者に対して、Webセミナー(ウェビナー)専用ツール「コクリポウェビナー」の無償提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回の「コクリポウェビナー」の無償提供は、企業の新型コロナウイルス対策を支援するのが狙い。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受けて、イベントやセミナーの中止・延期の発表が増え続けているが、ウェビナーであれば、セミナー参加者が自宅、事務所などにいながらパソコン、スマートフォン、タブレットで参加できるため、ウイルス感染のリスクを抑えたセミナー運営が可能になるという。無償提供の期間は3月31日までで、初期費用3万円と利用開始から1ヵ月間の料金を無料にするとしている。

■ウィザス <9696>  708円 (+53円、+8.1%)

 ウィザス <9696> [JQ]が急反発。岩井コスモ証券が20日付で、投資判断「A」を継続し、目標株価を630円から780円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。2月10日発表した第3四半期累計(19年4-12月)連結決算で営業利益は8億8200万円(前年同期比29.3%増)となったが、同証券では通信制高校の入学者数が想定を上回っていることや、ICT教育を活用した高付加価値サービスの導入により顧客単価が向上したことに注目。会社側では第3四半期決算を受けて、20年3月期通期営業利益予想を12億円から13億2000万円へ上方修正したが、同証券では13億5000万円と会社予想を上振れると予想。更に投資段階である学童英語は小学校の英語教育必修化を背景に中期的な成長が期待できるとしている。

■フルッタ <2586>  258円 (+16円、+6.6%)

 フルッタフルッタ <2586> [東証M]が3日続伸。21日前引け後に、千葉大学とのアサイーの造血機能性に関する共同研究の成果が、国際科学雑誌「Nutrients」に掲載されたと発表しており、これが好材料視された。同研究は、千葉大学大学院医学研究院・特任准教授(実験当時)国立長寿医療研究センター老化ストレス応答研究プロジェクトチーム・プロジェクトリーダー(現在)清水孝彦氏らがマウス実験に基づいてアサイーの造血機能を明らかにしたもので、実験動物のマウスにアサイー抽出物を4日間与えると、赤血球やヘモグロビンが増加することが明らかになったという。また、その増加には腎臓での遺伝子発現が高まることも合わせて発見したとしており、アサイー果実の摂取により造血を促すことで活動性を高めることが期待できるとしている。

■楽天 <4755>  987円 (+39円、+4.1%)

 楽天 <4755> が6日続伸。傘下の楽天モバイルは21日、シンガポールのTPGテレコムと同国での5G技術の提供に関して基本合意書を締結したと発表。楽天モバイルは今後、TPGテレコムに5G関連技術の提供を行い、オープンかつ仮想化、分散化された無線アクセスネットワーク(OpenRAN)の構築を支援し、TPGテレコムと連携してシンガポールでOpenRANソリューションを展開するとしている。

■SHOEI <7839>  5,540円 (+170円、+3.2%)

 SHOEI <7839> が大幅反発。同社は21日、配当修正を発表。3月31日割当の1→2の株式分割に伴い、年間配当を従来計画の96円→49円(前期は106円)に修正したことが買い材料視された。年間配当は実質2.1%の増額となる。

■JUKI <6440>  827円 (+25円、+3.1%)

 JUKI <6440> が大幅続伸。同社は21日、XTIA(クティア、東京都千代田区)と資本・技術提携したと発表。XTIAの技術を自社の外観検査機に取り込み、自動検査領域での事業拡大を図るとしており、これが材料視されたようだ。XTIAは東京工業大学発のベンチャーで、ノーベル物理学賞受賞技術「光コム」を世界で唯一事業応用に成功している企業。JUKIの外観検査機に、XTIAの持つ多波長かつ直進型レーザー技術を融合させることにより、更に複雑な形状を検査できる世界で唯一の3次元ハイブリッド検査装置の製品化が可能になるといい、両社は1年後の製品化に向けて技術面での融合を既に進めているとしている。

■スシローGH <3563>  9,010円 (+210円、+2.4%)

 スシローグローバルホールディングス <3563> が上伸。20日大引け後、3月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、株式分割の実施を踏まえ、株主優待制度を変更すると発表。毎年9月末と3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000円~1万円の割引券をそれぞれ贈呈する。変更後の割引券はすべて全日利用可能となる。なお、新制度の適用を開始する20年3月末は、分割割合を考慮した株数の区分に応じた割引券を配布するという。

※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

日経平均