【材料】テリロジー---3Q売上高が27.86億円、トップラインが伸長、黒字化定着が鮮明に
テリロジー <日足> 「株探」多機能チャートより
テリロジー<3356>は13日、2020年3月期第3四半期(19年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.2%増の27.86億円、営業利益が同5.6%増の1.28億円、経常利益が同36.1%増の1.41億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同10.3%減の1.00億円となった。
ネットワーク部門の売上高は前年同期比7.0%減の6.47億円となった。大手企業向けなどの大型案件が一巡したことにより、売上高が若干減少。一方で、ユーザ管理システム構築案件、IPアドレス管理案件のほか、セキュアなクラウド型無線LANシステムを採用したネットワーク構築案件などの受注活動は堅調に推移している。
セキュリティ部門の売上高は前年同期比16.7%増の9.95億円となった。ネットワークセキュリティ構築案件の受注活動、制御システム・セキュリティリスク分析案件の営業活動が堅調に推移しているほか、サイバースレットインテリジェンスサービスは好調な立ち上がりを見せている。
モニタリング部門の売上高は前年同期比28.6%増の5.38億円となった。ネットワークモニタリング案件の受注を獲得したほか、ネットワーク性能管理製品でも生命保険企業向けネットワークの可視化案件に採用されるなど、受注活動は堅調に推移している。
ソリューションサービス部門の売上高は前年同期比3.7%増の6.04億円となった。法人向けクラウド管理型マネージメントVPNサービスが堅調に推移しているほか、遠隔会議サービスのサービスラインナップの強化や、RPAツールの販売代理店網の拡大に向けた取り組みを推進している。
2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比12.8%増の41.30億円、営業利益が同14.7%増の2.80億円、経常利益が同13.2%増の2.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.2%減の1.80億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ