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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ツナグGHD、キョウデン、ITbook

ツナグGHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ツナグGHD <6551>  777円  +52 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ツナググループ・ホールディングス<6551>が続伸。同社は24日、仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT」を運営するリクシス(東京都港区)と販売委託契約を結んだと発表。この契約により、同社の子会社でアルバイト・パート採用専門のコンサルティング・業務代行を手掛けるツナグ・ソリューションズが「LCAT」の販売を開始する予定。従業員の将来の生活環境を見据え、安心して働ける環境作りを担うソリューションを提供することで、採用力や定着率の向上に寄与していくという。

■キョウデン <6881>  427円  +27 円 (+6.8%)  本日終値
 キョウデン<6881>が上値指向、株価は12月初旬から急速に水準を切り上げ、時価は5日移動平均線を絡め400円近辺で売り物をこなしている。プリント基板メーカーで、車載や産業機器向けで高水準の需要を獲得しているほか、早い段階から長野工場を拠点に次世代通信規格5Gに対応した電子基板の開発を進めていることなどが注目されている。24日取引終了後、20年3月期に投資有価証券売却益20億5900万円を特別利益に計上することを発表した。通期業績への影響は現在精査中としているが、これによる上方修正期待も株価を刺激する格好となった。

■ITbook <1447>  475円  +27 円 (+6.0%)  本日終値
 ITbookホールディングス<1447>が大幅高で5連騰、約10カ月ぶりの年初来高値更新となった。ITコンサルティングのITbookと地盤調査を手掛けるサムシングHDとの経営統合で誕生した企業で、官公庁案件に強い点がポイント。安倍政権が推進する国土強靱化に絡む地盤調査・改良工事などのビジネスチャンス確保が期待されるほか、注力するマイナンバー関連のコンサルティングでも活躍が期待されている。政府が前週末20日に閣議決定した2020年度当初予算案は総額で過去最大規模となったが、そのなかマイナンバーカードの保有者にポイント(マイナポイント)を付与する新制度において2458億円を充当することが伝わっている。国策を追い風に同社株の物色人気が高まっている。

■アクロディア <3823>  249円  +13 円 (+5.5%)  本日終値
 アクロディア<3823>が大幅高、230円近辺のもみ合いを一気に上放れた。ソフトのライセンス販売を主力にIoT分野で需要を開拓、多角化の一環として海外でビンゴカジノシステムを展開している。24日取引終了後、ビンゴカジノ場の直営事業に進出。第1弾としてカンボジアのカジノで、自社ビンゴシステムを利用したビンゴカジノ場の運営を開始すると発表、これを材料視する形で短期資金が流入した。

■ブライトパス・バイオ <4594>  311円  +15 円 (+5.1%)  本日終値
 ブライトパス・バイオ<4594>はマドを開けて買われ300円台を回復してきた。同社は患者の免疫機能を活用したがん治療薬の開発を手掛けるバイオベンチャー。24日取引終了後、大阪大学、BIKEN財団、帝京大学と抗腫瘍効果を持つ免疫賦活化剤「TLR9 アゴニスト脂質核酸製剤」の研究開発開始に伴う契約を締結したことを発表。21年度中の治験入りを目指して開発を進める方針で、これを材料視した買いを引き寄せた。

■ネクストジェン <3842>  2,660円  +73 円 (+2.8%)  本日終値
 ネクストジェン<3842>が大幅高で5連騰。協和エクシオ<1951>などとの資本・業務提携を発表、第3者割当増資で得た資金を「ローカル5G」などの費用に充当することを明示している。ローカル5Gは企業の工場生産ラインの制御や農作物の生育管理といった用途で高い潜在ニーズがある。そうしたなか、東京都は24日、ローカル5Gの無線局を設ける免許を総務省に申請した。都は免許付与を経て5G電波が使える実験場を江東区の都立産業技術研究センターに設置し、中小企業やスタートアップに開放する計画が伝わるなど、ローカル5Gに対する注目度が高まっている。

■免疫生物研究所 <4570>  681円  +5 円 (+0.7%)  本日終値
 免疫生物研究所<4570>は後場に入ってプラス圏に浮上。同社はきょう、韓国のABCONTEK社とダニ媒介性感染症である重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の伝染病治療薬「SFTS治療剤」に関する共同開発契約を締結したと発表。この契約は、SFTSを治療するための抗体医薬品候補「ACT101」を共同開発し、早期に承認を目指すもの。ABCONTEK社は現在、23年度を販売開始の目標として「ACT101」の製造プロセス構築を開始しており、免疫生物研と共同開発を行うことで開発を加速させ、韓国だけでなく日本市場での実用化を目指すとしている。

■ピックルス <2925>  2,902円  -353 円 (-10.8%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 ピックルスコーポレーション<2925>は4日ぶりに大幅反落。24日に19年3~11月連結決算を発表。売上高314億1000万円(前年同期比1.4%増)、営業利益15億7300万円(同35.6%増)、最終利益11億5500万円(同52.4%増)と増収大幅増益で着地したが、目先材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。看板商品の「ご飯がススム キムチ」が発売10周年を記念した販促活動などでキムチ製品が堅調に推移したほか、佐賀工場が本格稼働したことにより利益率も改善した。なお、20年2月期の業績予想は従来見通しを据え置いている。

■ハピネス・アンド・ディ <3174>  1,002円  -80 円 (-7.4%)  本日終値
 24日に決算を発表。「9-11月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 ハピネス・アンド・ディ <3174> [JQ] が12月24日大引け後(15:10)に決算を発表。20年8月期第1四半期(9-11月)の経常損益(非連結)は8600万円の赤字(前年同期は2200万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒ハピネス・アンド・ディの詳しい業績推移表を見る

■AMBITION <3300>  1,158円  +29 円 (+2.6%)  本日終値
 24日に発表した「バイセルと業務提携」が買い材料。
 BuySell Technologies <7685> [東証M]と不動産事業で業務提携。総合買取サービス「バイセル」を通じて不動産物件を買い取る。

●ストップ高銘柄
 ソレキア <9867>  7,130円  +1,000 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 大谷工業 <5939>  10,940円  +1,500 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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