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【市況】日経VI概況:大幅に低下、日経平均の底堅さ背景に下値不安和らぐ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-1.06pt(下落率7.19%)の13.68ptと大幅に低下した。なお、高値は14.77pt、安値13.48pt。前週末に米中両国は貿易交渉で「第1段階の合意」に達したが、日経平均は13日に24000円台の大台を達していたことから、上述の要因を既に織り込んでいたとみられ、本日はこう着感強い一日となった。ただ、13日に一日で500円超も上げた割には利益確定売りの動きが弱く、底堅い展開だったことから、下値の不安が和らいだとみられ、プットが手仕舞い売りされる形で日経VIは先週末に続いて大幅に低下した。

【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《YN》

 提供:フィスコ

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