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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):クミアイ化、ディスコ、東芝

クミアイ化 <日足> 「株探」多機能チャートより
■クミアイ化学工業 <4996>  1,055円  +20 円 (+1.9%)  本日終値
 クミアイ化学工業<4996>は軟調相場のなかも続伸で1000円近辺のもみ合いを上放れる兆しを見せている。同社が前週末13日取引終了後に発表した20年10月期業績予想は売上高が前期比9.3%増の1130億円、営業利益が同4.7%増の80億円と増収増益が続く見通し。北米を中心に農薬販売が伸長し収益を押し上げる。また、前期配当について前の期比1円増配の11円と従来計画比2円増額したことも買いを後押ししている。

■ディスコ <6146>  25,680円  +440 円 (+1.7%)  本日終値
 ディスコ<6146>は4連騰。10月29日の年初来高値2万5450円を大きく上回り、約1カ月半ぶりに新値圏に突入した。同社は半導体切断装置の世界トップメーカーで、ここ半導体市況の底入れ観測を背景に来期業績回復への期待感から買いが流入している。前週末の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4日ぶりに反落したものの最高値圏で強調展開を続けており、東京市場でも同社株など米半導体関連株に追随する動きにある。

■東芝 <6502>  3,765円  +45 円 (+1.2%)  本日終値
 東芝<6502>が続伸。12日付の日本経済新聞は「年内にも東証1部への復帰に向けた社内組織を立ち上げる」と報じるなど、1部復帰への期待が出ている。東証が2部から1部への移行基準を緩和する姿勢をみせていること背景にある。SMBC日興証券は13日、同社が東証1部に復帰した場合、TOPIX採用に伴い約1300億円、売買代金の約12日分の買いインパクトがあると試算した。ただ同時に、東証の上場市場の再編の議論が進んでおり「2020年央以降にそもそも東証『1部』が存在するのか、仮にプライム市場に上場した場合であっても、新しい『TOPIX』の構成銘柄に採用されるかどうかは不透明」として、売買インパクトに関しては東証再編の行方をにらんで考える必要があるとみている。

■任天堂 <7974>  45,460円  +530 円 (+1.2%)  本日終値
 任天堂<7974>は東証1部売買代金トップで一時1000円近い上昇をみせた。米中協議が「第1段階」の合意に達し、15日に予定されていた対中制裁関税第4弾の全面発動が見送られたが、主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は、今回新たに関税が引き上げられる対象となっていただけに、目先安心感が広がった。関税引き上げについて火種はくすぶるものの、目先は空売りの買い戻しなどが株価に浮揚力を与えている。

■IHI <7013>  2,614円  +17 円 (+0.7%)  本日終値
 IHI<7013>はしっかり。この日、グループ会社のIHI運搬機械が、ドローンのサービスプロバイダーであるブルーイノベーション(東京都文京区)と共同で、ドローンから自動運転モビリティへの荷物受け渡しを完全無人化する「ドローン着陸ポート」を共同開発したと発表しており、これが好感された。同製品は、「ドローンの着陸制御から着荷」と「荷物の一時保管および自動運転モビリティへの荷物受け渡し」の2つの工程で無人化を可能にした国内初の製品。災害時の緊急輸送手段や、遊休スペースとなりがちな立体駐車場の屋上階の有効利用及び構内物流の搬送用途としても活用が期待できるとしている。

■キーエンス <6861>  40,100円  +50 円 (+0.1%)  本日終値
 キーエンス<6861>が3日続伸。野村証券は13日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を3万4000円から4万4000円に引き上げた。同証券では、20年3月期は大幅な人員増強に伴う先行投資負担により、連結営業利益は2925億円(前期比8%減)と実質10年ぶりの減益を予想。ただ、21年3月期以降は、電機(半導体)業界の設備投資復調、海外営業員の戦力化、サブスクリプション型のソフトウェア(KIシリーズ)を含めた新商品投入などの効果で同利益は3400億円と再び最高益を更新すると予想している。

■サンバイオ <4592>  3,445円  -700 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 サンバイオ<4592>がストップ安。13日の取引終了後、同社と大日本住友製薬<4506>は、再生細胞薬「SB623」の慢性期脳梗塞を対象とした北米(米国およびカナダ)での共同開発を中止し、同薬の共同開発とライセンス契約を解消すると発表した。これを受け、大量の売りを浴び値幅制限いっぱいまで売られている。米国で行われたSB623のフェーズ2b臨床試験は19年1月に主要評価項目未達となり、その後実施した詳細解析も踏まえ、両社は契約を解消する結果となった。

■イトクロ <6049>  1,600円  -210 円 (-11.6%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は10%減益へ」が嫌気された。
 イトクロ <6049> [東証M] が12月13日大引け後(15:30)に決算を発表。19年10月期の経常利益(非連結)は前の期比28.3%減の14.3億円になり、連結決算に移行する20年10月期の同利益も前期非連結比9.6%減の13億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒イトクロの詳しい業績推移表を見る

■ネットワンシステムズ <7518>  2,770円  -350 円 (-11.2%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 ネットワンシステムズ<7518>が急落。前週末13日の取引終了後、東京国税局による税務調査の過程で、一部取引について納品の事実が確認できない取引との疑義があると指摘を受けたと発表。これを受けて、同社と利害関係を有しない外部の弁護士及び公認会計士で構成される特別調査委員会を設置すると発表しており、これが売り材料視された。

■西松屋チェーン <7545>  940円  -65 円 (-6.5%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 13日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常が36%減益で着地・9-11月期も54%減益」が嫌気された。
 西松屋チェーン <7545> が12月13日大引け後(17:00)に決算を発表。20年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比35.5%減の32億円に落ち込み、通期計画の50億円に対する進捗率は64.1%にとどまり、5年平均の100.1%も下回った。
  ⇒⇒西松屋チェーンの詳しい業績推移表を見る

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