【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リーダー電子、ホーブ、大井電気
リーダー電子 <日足> 「株探」多機能チャートより
リーダー電子<6867>がストップ高。電子計測器のファブレスメーカーで、放送機器やAV機器向けで高水準の需要を捉えている。放送業界の4K映像フォーマット対応関連設備の需要好調を受けて映像信号モニターなどが好調で業績は急拡大途上、北京冬季五輪を控える中国をはじめ欧州など海外でも受注獲得が加速。営業利益は19年3月期に前の期比4倍と急拡大したが、20年3月期も前期比6割増の5億2000万円と大幅な伸びを見込む。野心的な中期経営計画に取り組んでおり、25年3月期にビデオ関連機器市場で世界シェア6割を確保する計画。
■ホーブ <1382> 1,525円 +300 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
ホーブ<1382>がストップ高。同社は13日、いちご苗事業に関してベルグアース<1383>と業務提携したと発表。両社はこのほど、ホーブが開発したいちご親株苗及びいちご定植苗をベルグアースが中国で独占的に生産・販売を行うほか、ベルグアースが行う中国でのいちご苗販売事業の技術的サポートをホーブが行うことで合意。両社のノウハウを活用した展開を実施するためのパートナーとして業務提携に至ったとしている。
■ビジョナリー <9263> 417円 +80 円 (+23.7%) ストップ高 本日終値
13日に発表した「エムスリーと資本業務提携」が買い材料。
エムスリー <2413> と資本業務提携。メガネスーパーのアイケアソリューション事業部門を移管した新会社をエムスリーと共同運営する。資本面ではエムスリーを引受先とする1244万株の第三者割当を実施。
■大井電気 <6822> 4,270円 +700 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
大井電気<6822>がストップ高。株価は12月に入り急動意、売り物薄のなか一気に水準を切り上げ株価は約2週間で2倍となった。三菱電機系の情報通信機器メーカーで、次世代通信規格5Gの中継機器を通信キャリア向けに手掛けるなどで同関連株として急速に頭角を現している。政府の5G投資減税が打ち出されたことで、同社に吹く追い風も強まっている。
■北川精機 <6327> 497円 +80 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
北川精機<6327>がストップ高。半導体市況が回復の兆しをみせているが、これは世界的に次世代高速通信規格5Gの関連設備投資の恩恵が大きい。そうしたなか政府は19年度補正予算で1兆7000億円前後のIT関連投資を計上し、ポスト5Gへの取り組みも推進する方針。同社はプリント基板真空プレス機メーカーだが、5G基地局向けCCL成形用真空大型プレスの世界トップメーカーで5G関連の一角としてマーケットで認知され始めた。足もとの業績も好調で、19年7~9月期営業利益は前年同期比7割増と大幅な伸びを示した。
■ブラス <2424> 944円 +150 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率トップ
ブラス <2424> がストップ高。13日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)が前年同期比9.7倍の3.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。消費税増税前の駆け込み需要などを背景に、結婚式実施組数が大幅に伸びたことが寄与。広告宣伝費と修繕費の計上(約1億円)が後ずれしたことも利益拡大の要因となった。上期計画の3.4億円に対する進捗率は98.8%に達しており、業績上振れが確実とみられる。併せて、発行済み株式数の1.14%にあたる6万5000株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
■オービス <7827> 978円 +150 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
オービス<7827>がストップ高。同社は13日取引終了後に、20年10月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを4億2600万円(前期比5.1倍)としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は102億4800万円(同7.1%増)を見込む。中核の木材事業は生産効率の改善や営業戦略の見直し・検討などで営業黒字化を目指すほか、ハウス・エコ事業は継続的な売り上げの増加を図るため学校施設などを中心とする官公庁案件の設計・積算協力を積極的に行うなど受注につなげる取り組みを実施するとしている。
■ウエスコHD <6091> 528円 +80 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
ウエスコホールディングス <6091> [東証2]がストップ高。13日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益が前年同期比6.2倍の1.4億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。防災・減災対策、社会インフラの維持・管理、国土強靭化のための予算が重点配分されるなど良好な受注環境を背景に、総合建設コンサルタント事業の業績が伸びたことが寄与。
■ツクルバ <2978> 1,640円 +219 円 (+15.4%) 本日終値
ツクルバ<2978>が急騰。前週末に急落したが、その下げを一気に取り戻す勢いで切り返しに転じている。大規模改修した中古マンションの流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営、アクティブ会員数の増加に注力中。首都圏のマンション取引で中古物件の取引が活発化しており収益環境には追い風が吹く。同社が前週末13日取引終了後に発表した19年8~10月期決算は営業利益が2400万円で着地した。また、スター・マイカグループとリノベーション販売事業で業務提携したことを発表しており、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。
●ストップ高銘柄
ぱど <4833> 390円 +80 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値
ダイヤ通商 <7462> 1,548円 +300 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
ダブルエー <7683> 3,560円 -700 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値
アイスタディ <2345> 793円 -150 円 (-15.9%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース