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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 11月10日版(1)

(1)12月まで上値を試す動きになる公算か
 10月27日に配信した記事では「翌年に向けて、価格が上げられる余力があると多くの市場参加者が考えているからこそ、価格が年末へ向けて高値圏に位置していると見ることができる。11月、12月に年間の最高値付近に位置しているか、最高値をつけている年は、翌年に前年の高値を超える動きとなる」という過去の経験則を紹介しました。
 11月3日に配信した記事では「11月に価格が下げる場合、月初から下降の流れを作るため、11月初めに価格が上昇しても、10月29日の高値付近で上値を抑えれて、すぐに下降を開始する」という見方を紹介しました。
 最近までの 日経平均株価の値動きの経過と、以前に紹介した経験則から導き出せる結論は、「本年11月が陽線引けする」「本年が12月まで強気に推移する(12月に年間の最高値をつける展開)」「来年の前半は上昇の流れを作り、本年の高値を更新する可能性がある」ということです。
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