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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東エレク、三井ハイテク、アンジェス

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイル <3854>  2,902円  +137 円 (+5.0%)  11:30現在
 7日、アイル <3854> が10月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■三井ハイテック <6966>  1,829円  +84 円 (+4.8%)  11:30現在
 三井ハイテック<6966>が3日ぶりに急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日、同社株のレーティングの「バイ」を継続するとともに、目標株価を3000円から3100円に引き上げた。環境対応車市場の拡大に伴うモーターコア需要の拡大加速と収益性改善で業績予想を増額修正している。20年1月期の連結営業利益は従来予想の1億円を5億円(会社予想3億円)に見直したほか、21年1月期の同利益は25億円から26億円に修正している。

■ステムリム <4599>  954円  +35 円 (+3.8%)  11:30現在
 ステムリム<4599>は4日続伸。SMBC日興証券は7日付で同社株を投資評価「1」、目標株価1400円でそれぞれカバレッジを開始した。8月に東証マザーズに上場した同社は大阪大学発のバイオベンチャーで、「再生療法」の新規治療概念となる「再生誘導医薬」の開発を手掛ける。これまでの外因性幹細胞療法と比べ、安全性・有効性・コスト面で優れていることから、再生療法市場全体を奪還していく潜在性を有するとしている。同社が14年に再生誘導医薬のHMGB1ペプチドに関するライセンス契約を塩野義製薬<4507>と締結しており、現在では急性期脳梗塞を対象としたフェーズ2試験を今年4月から開始したというステータスにある。同証券では、この塩野義とのライセンス契約では、HMGB1というパイプラインの全ての適応疾患での商業化権利を導出しているものであることから、今後、虚血性心疾患、肝硬変、腎線維症など更なる適応拡大も期待できるとみている。

■セリア <2782>  2,849円  +65 円 (+2.3%)  11:30現在
 セリア<2782>が3日続伸している。7日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.2%増となり、6カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同1.7%増となったほか、客単価も同0.5%増となった。消費税増税前の駆け込み需要などが牽引したようだ。

■東京エレクトロン <8035>  21,175円  +330 円 (+1.6%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連や半導体ウエハーを手掛けるSUMCO<3436>などが買い優勢の展開。半導体市況に底入れ期待が出ている。また、半導体微細化の流れが強まるなかEUV(極端紫外線)関連の新たな需要が立ち上がっており、同関連株を刺激する展開となっている。足もと外国為替市場で1ドル=107円30銭近辺の推移と円安方向に振れていることも買いを誘っている。

■日本郵政 <6178>  994円  +13 円 (+1.3%)  11:30現在
 日本郵政<6178>が続伸。同社は7日、米保険大手、アフラック社の発行済み株式数の5%を超える株式(3712万5850株)を取得したと発表した。日本郵政とアフラックは昨年12月に戦略提携を発表しており、がん保険の販売協力を深め収益源を強化することを明らかにしている。この日の日本郵政の株価はアフラック株の取得を受け買い優勢で堅調な値動きとなっている。

■トーセイ <8923>  1,359円  +17 円 (+1.3%)  11:30現在
 トーセイ <8923> が3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。7日大引け後に発表した19年11月期第3四半期累計(18年12月-19年8月)の連結税引き前利益が前年同期比13.4%増の111億円に伸びて着地したことが買い材料視された。売上原価の減少などで2ケタ増益を達成した不動産流動化事業が利益を牽引した。通期計画の112億円に対する進捗率は99.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、株主優待制度を導入すると発表したことも好感された。毎年11月末時点で100株以上を保有する株主に対し、クオカード1000円分を贈呈する。

■アンジェス <4563>  676円  +7 円 (+1.1%)  11:30現在
 アンジェス<4563>が反発している。7日の取引終了後、HGF遺伝子治療用製品「ベペルミノゲン ぺルプラスミド(コラテジェン)」について、日本国内における慢性動脈閉塞症の安静時疼痛を有する患者を対象にした第3相臨床試験を開始すると発表しており、開発の進捗に対する期待感から買われている。同試験は、慢性動脈閉塞症の安静時疼痛を有する患者を対象として実施し、投与後半年にわたり経過を観察し、安静時の疼痛の改善を確認する。試験期間は約2年間で、集積患者数は約40例を予定。また、海外開発も米国での新試験の計画を進めているとしている。なお、同品は19年3月26日に、慢性動脈閉塞症の潰瘍の改善を効能効果又は性能として条件期限付き承認を受け、19年9月10日から田辺三菱製薬<4508>が販売している。

■4℃ホールデ <8008>  2,671円  +27 円 (+1.0%)  11:30現在
 ヨンドシーホールディングス<8008>が反発している。7日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高219億2500万円(前年同期比0.8%減)、営業利益21億9500万円(同10.1%増)、純利益14億8400万円(同18.3%減)となり、営業利益が2ケタ増益となったことが好感されている。主力のジュエリー事業で不採算店舗の圧縮に取り組んだことから売上高は微減となったが、店舗収益力が回復し増益を確保した。またアパレル事業のアスティグループで企画提案力と生産背景を生かした主力得意先との取り組み強化が奏功し、収益力が向上したことも寄与した。なお、今期から持ち分法投資利益がなくなったことで、最終利益は減益となった。20年2月期通期業績予想は、売上高473億円(前期比0.4%増)、営業利益51億円(同2.3%増)、純利益34億円(同39.3%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、発行済み株数の17.05%にあたる自社株500万株を10月15日付で消却すると発表しており、これも好材料視されているようだ。消却後の発行済み株数は2433万1356株となる予定だ。

■三菱UFJ <8306>  536.4円  +3.6 円 (+0.7%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が5日ぶりに反発、第一生命ホールディングス<8750>も切り返しに転じている。ここ米長期金利の低下が目立ち、メガバンクや生保株は運用環境の悪化懸念で売りを浴びていたが、目先下げが一巡した。米10年債利回りは前日終値ベースで0.034%上昇し1.562%まで戻した。8日ぶりにようやく反発した形となり、これに連動して両銘柄にも買いが入った。

■メディシノバ・インク <4875>  788円  -1 円 (-0.1%)  11:30現在
 メディシノバ・インク<4875>は冴えない。この日の寄り前、開発中の「MN-001」(タイペルカスト)及び「MN-002」(MN-001の主要な代謝体)に関して、日本国特許庁から特発性肺線維症を適応とした特許承認の通知があったと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。今回承認された特許は、特発性肺線維症の治療のためのMN-001及びMN-002の使用を対象としているが、MN-001及びMN-002による肺の瘢痕化の抑制、ヒドロキシプロリン値上昇の抑制や制御、肺密度上昇の減少、更に気管支浸出液中の総細胞数を減少させることに対しても特許が認められたという。なお、同件が19年12月期業績に与える影響は軽微としている。

■プロルート丸光 <8256>  162円  +50 円 (+44.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 プロルート丸光<8256>がストップ高の162円水準でカイ気配となっている。東京証券取引所が8日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除したほか、日本証券金融も同日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除しており、売買の自由度が増すとの見方から買われているようだ。また、WealthBrothers(東京都港区)が7日の取引終了後に提出した大量保有報告書で、WealthBrothersのプロルート丸光株式保有比率が19.60%となり、新たに5%を超えたことが判明したことも好材料されている。なお、保有目的は資本提携に基づく政策投資としている。

■ビート <9399>  145円  +42 円 (+40.8%)  11:30現在
 ビート・ホールディングス・リミテッド<9399>が続急騰、年初来高値を更新している。7日の取引終了後、最高経営責任者(CEO)のレン・イー・ハン氏が健康上の理由で取締役から退任し、後任にオウケイウェイヴ<3808>社長の松田元氏が就任する予定と発表したことが好感されている。また、レン氏が100%の株式を保有する資産管理会社を通じて保有していた同社ビート株式の全て(普通株式80万4488株及び優先株式22万5000株)を、株主総会において提案される新取締役候補者3人のうち少なくとも1人が株主総会で取締役として選任されることを条件として、OKウェイヴに対して譲渡することで合意しているという。同時に、OKウェイヴ子会社でマレーシアのOK BLOCKCHAIN CENTRE(OBC)と業務委託契約を締結したと発表した。今回の業務委託は、OBCの有するブロックチェーン技術を使用した暗号化技術を活用し、新事業の開発を促進するのが狙いで、OBCに対して、新事業に不可欠となる高度のセキュリティーを確保するための、ブロックチェーン技術を使用した暗号化技術の開発業務を委託するという。

■イトーヨーギョー <5287>  1,259円  +192 円 (+18.0%) 一時ストップ高   11:30現在
 イトーヨーギョー<5287>が一時ストップ高。6日に発生した台風19号は、今年発生した台風の中では最も強い勢力になり、今週末の3連休には日本列島に接近する恐れがあるとされている。また、暴風に加えて、秋雨前線の影響で接近前から大雨となるリスクがあるとされ、先月の台風15号と同等の被害が発生するとの懸念も生じていることから、台風15号に伴う停電被害時に注目された電線地中化関連の一角として、ベルテクスコーポレーション<5290>などと並んで思惑が強まっているようだ。

■極東産機 <6233>  550円  +53 円 (+10.7%)  11:30現在
 極東産機<6233>が急騰。同社はきょう、ダスキン<4665>と契約締結により、21日から「畳張替サービス」を開始すると発表。これが材料視されているようだ。このサービスは、ダスキン及びダスキンフランチャイズチェーン加盟店が、一般家庭の畳新調・張替え工事を受注し、極東産機が持つ全国の畳店ネットワークを活用して工事を請け負うものとなる。

●ストップ高銘柄
 アマガサ <3070>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   11:30現在
 シャクリー <8205>  6,200円  - 円 (-) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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