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【注目】前週末16日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ソウルド <日足> 「株探」多機能チャートより

■ソウルドアウト <6553>  1,657円 (-88円、-5.0%)

 ソウルドアウト <6553> が続急落。15日の取引終了後、クラウドファンディング事業を中止すると発表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。同社では、クラウドファンディング事業を目的に今年1月、100%子会社KASOKUを設立したが、利用者保護が十分に担保されたサービス提供体制が整うまでの間、事業開始を見合わせていた。今回、利用者保護の体制構築と運営を含め、改めて収支計画を見直した結果、同事業を中止することが合理的であると判断し、8月末をメドに同社の運営を停止することにしたという。

■リクルート <6098>  3,412円 (-110円、-3.1%)

 リクルートホールディングス <6098> が4日続落。傘下のリクルートキャリアが「内定辞退率」の予測を販売した問題で、購入企業が次々と明らかになっていることが嫌気されたようだ。既に判明しているトヨタ自動車 <7203> やホンダ <7267> などに続き、16日付の日本経済新聞朝刊では「半導体製造装置大手の東京エレクトロン <8035> もデータを購入していたことがわかった」と報じており、これで購入が判明したのは8社目となる。

■ノーリツ <5943>  1,094円 (-24円、-2.2%)

 ノーリツ <5943> が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が15日付で、投資判断「アンダーウエイト」を継続し、目標株価を1410円から1000円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、国内と中国の低迷を主因とする19年12月期の大幅減益見通しを受けて、中期の業績回復が一段と見込み難いと判断。19年12月期の営業利益予想を45億円から17億円へ引き下げるとともに、20年12月期を同46億円から25億円へ、21年12月期を同47億円から25億円へ下方修正した。

■フェイスNW <3489>  1,001円 (-11円、-1.1%)

 フェイスネットワーク <3489> [東証M]が反落。16日午前中に、税理士法人チェスター(東京都中央区)及びチェスター(東京都中央区)と、相続・贈与分野で業務提携を締結したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。今回の提携は、両社の相続税に関する専門的な知見と、フェイスNWの不動産開発に関する経営資源を生かし、相続税対策を考える人に対して、投資用不動産を活用した相続税対策プランを提供するのが狙い。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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