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【市況】東京株式(前引け)=反落、リスク選好ムード後退し一時2万1000円割れ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前営業日比239円42銭安の2万1020円72銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は7億2143万株、売買代金概算は1兆1001億1000万円。値上がり銘柄数は595、対して値下がり銘柄数は1446、変わらずは95銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、米中摩擦長期化に対する懸念がくすぶるなか、前日の米国株市場が下落したことを受けリスク選好ムードが後退した。輸出主力株中心に幅広く売られ、米長期金利が1年8カ月ぶりの水準に低下したことでメガバンクや保険など大手金融株にも見切り売りが出た。海外ヘッジファンド筋の先物売りなどを絡め、日経平均は一時380円近い下げで2万1000円台を大きく割り込む場面があった。前引け時点で全体の68%の銘柄が値を下げたが、特に売買代金上位の銘柄に軟調なものが目立つ。

 個別ではソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>が軟調。ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も売られた。東京エレクトロン<8035>も安い。ライトオン<7445>が急落、アイスタイル<3660>、サイバーエージェント<4751>も大幅下落した。半面、キーエンス<6861>がしっかり、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も頑強な値動き。サクサホールディングス<6675>が値を飛ばし、アルコニックス<3036>、コア<2359>なども買われた。キトー<6409>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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