【市況】5日線前後でもみ合いか／日経225・本日の想定レンジ

[本日の想定レンジ]

27日の米国市場は休場。日経225先物の大阪夜間取引は大阪日中比20円高の21220円。本日の日経平均は5日移動平均線前後でのもみ合いが予想される。昨日はローソク足が2本続けて陽線を引いて下値での買い需要を確認する一方で、終値ベースでは下降する5日線を下回り、上値の売り圧力の強さを示した。株価は下降する25日線を下回って売り手優位の地合いが続いており、本日も上値は重そうだ。日足の一目均衡表では本日、雲下限が切り上がり、株価が雲を下抜けするリスクが増す。遅行線は応答日の株価上昇で弱気シグナル増大となる可能性が高く、戻り売りが上値を阻みそうだ。ただ、転換線が上向きに転じており、短期的な買い需要増加が期待できよう。ボリンジャーバンドでは、-1σ付近での推移が見込まれるなか、バンド幅が緩やかに拡大しており、突発的な材料出現時には上下いずれの方向にも値動きが大きくなる可能性に留意したい。

[予想レンジ]上限21350円－下限21000円
《SK》

　提供：フィスコ