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【市況】26日の株式相場見通し=10連休目前で持ち高縮小の売り、半導体関連に売り圧力

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は、翌27日からの異例の10連休を目前にして、日本の休場期間中の海外株式相場や外国為替市場での波乱への警戒感から、総じて持ち高を縮小するための売りが優勢となりそうだ。また、前日の米株式市場で、主な半導体関連銘柄で構成される米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が1.8%下落していることを受け、東京株式市場の半導体関連銘柄にも売り圧力が高まりそうだ。26日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円50銭台での推移となっている。

 25日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比134.97ドル安の2万6462.08ドルと続落した。この日発表されたスリーエムの決算内容が市場予想に達しなかったことから、同社株は急落。NYダウも影響を受け一時、280ドル超の下落となった。ただ、IT主力株などが底堅く、売り一巡後は下げ幅を縮小した。半導体のザイリンクスが値を下げたほか、ベライゾン・コミュニケーションズやインテル、キャタピラーが安い。半面、マイクロソフトやメルク、ボーイングが高く、アマゾン・ドット・コムやフェイスブックも値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同16.667ポイント高の8118.682と反発した。

 日程面では、3月の鉱工業生産指数・完全失業率・有効求人倍率、3月の商業販売統計に注目。海外では、日米首脳会談、米1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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