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【市況】【↑】日経平均 大引け| 5日続伸、米株高や中国経済統計を好感し買い優勢 (4月17日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  22236.41
高値  22345.19(11:08)
安値  22185.87(10:29)
大引け 22277.97(前日比 +56.31 、 +0.25% )

売買高  12億7095万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3628億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は5日続伸、米株高や中国の経済統計発表を好感し買い優勢に
 2.リスク選好も前場はやや不安定な動き、後場は狭いレンジで売り物をこなす
 3.中国の1~3月GDPなど良好な内容で買い安心感、上海株も堅調な値動き
 4.値上がり銘柄数は1200強、売買代金も2兆3000億円台と再び増勢に
 5.個別株はトヨタ堅調で楽天も物色人気、三菱UFJなどメガバンクにも買い

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは67ドル高と反発した。決算内容が市場予想を上回ったジョンソン&ジョンソンが上昇したほか、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が堅調だった。

 東京市場では前日の米株高に加え、取引時間中に発表された中国の経済統計がポジティブだったことから日経平均株価はリスクを取る動きが継続した。

 17日の東京市場は、リスク選好の流れが続いた。前日の米国株市場では主要株価指数がいずれも高く、半導体関連などハイテク株が総じて高かったことで、この流れに追随する形で買いが先行した。しかし、日経平均は前場半ばに急速に値を消し、前日終値を下回る場面があるなど、不安定な動きを示した。中国の経済統計発表前に先物を絡め仕掛け的な売りが反映されたが、その後は発表された中国の1~3月のGDPなどが良好な内容で、買い安心感から再浮上に転じた。後場はボラティリティが縮小し狭いレンジの推移に終始したが、中国・上海株市場が堅調に推移したことなどを横目に日経平均も2万2000円台前半で売り物を吸収する形となった。東証1部の値上がり銘柄数は1200を超え、売買代金も2兆3000億円台と再び増加傾向にある。

 個別では、任天堂<7974>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買われた。楽天<4755>が物色人気を集め大幅高、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い優勢だった。村田製作所<6981>、安川電機<6506>なども上昇した。オムロン<6645>にも投資資金が流入、ZOZO<3092>も値を上げた。RPAホールディングス<6572>が値幅制限いっぱいに買われ、キャリアデザインセンター<2410>、マルマエ<6264>なども値を飛ばした。
 半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、かんぽ生命保険<7181>、武田薬品工業<4502>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売りに押された。メガチップス<6875>がストップ安、アルテリア・ネットワークス<4423>も一時値幅制限いっぱいに売り込まれる場面があった。enish<3667>、ブロンコビリー<3091>なども急落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、アドテスト <6857> 、TDK <6762> 、オムロン <6645> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約60円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、テルモ <4543> 、KDDI <9433> 、オリンパス <7733> 、大塚HD <4578> 。押し下げ効果は約46円。

 東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)海運業、(3)輸送用機器、(4)石油石炭製品、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)電気・ガス業、(3)精密機器、(4)情報・通信業、(5)食料品。

■個別材料株

△サニーサイド <2180>
 「bills 蚕室」が見込みより早く営業を再開。
△キャリアデザ <2410>
 上期経常を一転6%増益に上方修正。
△ソフトウェア <3733> [JQ]
 3月売上高は33%増。
△eBASE <3835>
 前期経常最高益予想を8%上乗せ。
△ノムラシス <3940>
 理化学機器総合商社からRPAライセンス契約を受注。
△セプテニHD <4293> [JQ]
 アクセルマークが持ち分法適用関連会社から除外も業績予想据え置き。
△CEHD <4320>
 医療機関向け料金後払いシステムの導入が拡大。
△サンバイオ <4592> [東証M]
 SB623の外傷性脳損傷を対象とした治験の結果を米学会で発表。
△RPA <6572>
 岩井コスモ証券が目標株価6000円に引き上げ。
△ニューテック <6734>
 データ保護サービス「Newtech Cloud」を5月から販売開始。

▼ブロンコB <3091>
 今期経常を一転6%減益に下方修正。
▼アルテリア <4423>
 独禁法違反行為の疑義を把握と発表。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)RPA <6572> 、(2)キャリアデザ <2410> 、(3)マルマエ <6264> 、(4)eBASE <3835> 、(5)ヨシムラHD <2884> 、(6)オプトラン <6235> 、(7)トリケミカル <4369> 、(8)楽天 <4755> 、(9)サニーサイド <2180> 、(10)シード <7743> 。
 値下がり率上位10傑は(1)メガチップス <6875> 、(2)アルテリア <4423> 、(3)enish <3667> 、(4)ブロンコB <3091> 、(5)エラン <6099> 、(6)キムラタン <8107> 、(7)スペースVH <1448> 、(8)ネクソン <3659> 、(9)新日本科学 <2395> 、(10)ソネットMN <6185> 。

【大引け】

 日経平均は前日比56.31円(0.25%)高の2万2277.97円。TOPIXは前日比4.22(0.26%)高の1630.68。出来高は概算で12億7095万株。東証1部の値上がり銘柄数は1220、値下がり銘柄数は803となった。日経ジャスダック平均は3474.24円(11.31円高)。

[2019年4月17日]

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