【特集】「ドローン」が22位にランク、多分野での更なる活用期待高まる<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 5G
2 人工知能
3 半導体
4 キャッシュレス決済
5 バイオテクノロジー関連
6 国土強靱化
7 サイバーセキュリティ
8 全固体電池
9 TOPIXコア30
10 量子コンピューター
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドローン」が22位となっている。
「空の産業革命」といわれるドローン。これまでは空撮を目的とする利用が多かったが、今後は測量やインフラ点検・保守、事故・災害対応、農業支援、運輸といった多くの分野で更に活躍の場を広げそうだ。
NSW<9739>は30日、DJI JAPAN(東京都港区)及び日本マイクロソフト(東京都港区)と、民生用ドローンと人工知能(AI)技術を活用した「建築物メンテナンスサービス」の開発で協業すると発表。3社は既に実証実験に乗り出しており、ドローンの撮影画像から一般的なひび割れの許容範囲とされる0.2ミリ幅相当のひび割れ箇所を検出することができたという。
また、物流の分野では、楽天<4755>とゼンリン<9474>、東京電力ホールディングス<9501>子会社の東京電力ベンチャーズ、埼玉県秩父市が25日、送電設備上空を空の道として利用したドローンハイウェイを活用し、操縦者が機体を視認できない範囲で運行する目視外飛行でのドローン配送の実証実験に成功した。補助者を配置しない目視外飛行は政府が定める飛行レベル3にあたり、山間部への荷物配送や災害現場の被災状況調査、長大なインフラ点検などでの利用も期待されている。
このほか、愛知県警は25日にナゴヤドームでテロ対策の訓練を行い、化学テロを想定してドローンや特殊車両で不審物を処理する様子などを公開。ドローンやAIなどを活用したスマート農業事業を展開するオプティム<3694>は29日、みちのく銀行<8350>との合弁で設立した国内初のスマート農業地域商社「オプティムアグリ・みちのく」の営業を2月1日から始めると発表している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)