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【特集】シュッピン Research Memo(4):EC特化型という事業モデルを生かす効果的な施策を継続的に実施

シュッピン <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期成長に向けた施策と進捗状況

1. 成長への取り組みの流れ
シュッピン<3179>の事業モデルの特長・強みは、1)リユース事業者に分類されるが取扱商材を“価値あるもの”に絞り込んでいる、2)店舗を最小限に抑えたEC特化型モデルである、3)中古品と新品の両方を伸ばすことで成長を目指している、の3点にあると弊社では理解している。対象とする商材を吟味し、店舗型小売りからECへという時代の変化を取り込み、精密かつロジカル(論理的)に練り上げられた事業モデルとなっているというのが弊社の評価だ。

その上で同社は、自社の事業モデルの強みを最大限に生かして中長期的成長を実現するための仕組みづくりに取り組み、複数年に渡って段階的かつ着実に実行してきている。これは経営陣の経営力の高さを表すものだと弊社では考えている。この点は同社の4つ目の特長・強みと位置付けることもできるだろう。

同社はワンプライス買取や先取交換で買取機能の強化にまず取り組んだ。これは中古品を新品販売の触媒として活用するという同社のモデルに照らせば極めて妥当かつ重要な施策だ。中古品は新品と異なり、仕入れが安定しない。中古品の仕入れを安定化させる仕組みをまず確立することが同社の事業モデルを存続させるうえでの大前提となるためだ。

その後同社は、売上拡大に舵を切り、様々な施策を矢継ぎ早に繰り出してきた。同社はEC特化型の事業モデルと相性が良いCGM(Consumer Generated Media、消費者生成メディア)マーケティングに早期から注目し、その活用に取り組んできた。具体的には、「見積りSNS」や「コミュレビ」のローンチが挙げられる。また、ECの生命線とも言える商品画像については、精密画像の採用と画像点数の大幅アップを実施した。これらの目に見える施策の裏側で、業務の効率性アップを図って基幹システムの一新も行った。そして2017年3月期からは、個人に向けたマーケティングの強化と、顧客の消費行動のサイクルのすべてに同社が関与する体制の構築を目指した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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