【市況】今年最安値を意識、-2σ割れへ/日経225・本日の想定レンジ
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
[本日の想定レンジ]
19日の米国市場では、NYダウが351.98ドル安の23323.66、ナスダック総合指数が147.08pt安の6636.83と大幅に下落し、シカゴ日経225先物も大阪比290円安の20630円と下押し。本日の日経平均は終値ベースの今年最安値20617.86円(3月23日)が下値メドと意識され、同水準を割り込むと、ザラ場の今年最安値20347.49円(3月26日)が視野に入ってくる。昨日に下値支持線として意識された10月安値20971.93円をあっさり踏み抜いている。5日線や25日線が下降して売りに勢いが付きやすく、シカゴ225先物比でさらに下値が拡張するリスクがある。一目均衡表では昨日、横ばいだった基準線が下向きに転じたほか、遅行線が株価との下方乖離幅を拡大しており、売り手優位の形勢が一段と鮮明になっている。ボリンジャーバンドでは昨日、-2σに接近して取引を終えた。終値が中心線を回復した13日を直近ピークとする下降トレンドが続いており、本日は-2σ割れが予想される。
[予想レンジ]上限20800円-下限20350円
《SK》
提供:フィスコ