市場ニュース

戻る
 

【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (12月20日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、昨晩のNYダウの下げにより、本日の寄り付き値が一段安で始まる公算です。

 この下げは、10月下旬以降のもちあいを抜け出して、新たな下げの流れへ入っている可能性を示唆しています。

 そのため、本日の日銀会合の結果が、日経平均を押し上げるものにならなければ、当面、下降の流れを継続するという見方が有力になります。

 最近までの下げの流れによって、推測できる展開は、目先の価格が3月26日安値2万0347円前後で下値堅く推移して、いったん2万0347円前後の安値から2万1000円程度のレンジでのもみ合いを経過する展開と、すんなり下げの流れを継続する展開のどちらかが考えられます。

 下げ継続なら、本日の価格が大陰線をつけて、2万0347円を割れて引ける動きになる公算です。

 本日は、20347円前後で下値堅さがあらわれるかに注目します。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

◆伊藤智洋のチャート分析の決定版◆
最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社) ─ 12月7日発売

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均