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【市況】NY株式:NYダウは34ドル高、一時500ドル超の下落もハイテク株中心に切り返す

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は上昇。ダウ平均は34.31ドル高の24423.26、ナスダックは51.27ポイント高の7020.52で取引を終了した。米中貿易摩擦を巡る懸念や英国のEU離脱案の採決を控えて、アジア・欧州株が全面安となり、寄付き後から下落する展開となった。英国でEU離脱案の議会採決が延期されると、ダウは一時500ドルを超す下落となった。午後にかけて、ハイテク株を中心に買い戻しが広がり、上昇に転じた。セクター別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが上昇する一方で銀行や自動車・自動車部品が下落した。

半導体のクアルコム(QCOM)は、携帯端末のアップル(AAPL)による特許侵害が認められ、中国での「iPhone」旧モデルの販売差し止めを受けて上昇。エヌビディア(NVDA)やブロードコム(AVGO)も買われた。一方で、アップルの部品サプライヤーであるスカイワークス・ソリューションズ(SWKS)、コルボ(QRVO)は下落した。原油相場の下落で、石油のマラソン・オイル(MRO)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。

ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは、石油輸出機構(OPEC)とOPEC非加盟国間の減産合意に関して、国別の具体的な負担配分が明らかになっておらず、原油相場の上昇余地は限定的との認識を示した。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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