【材料】<注目銘柄>=太洋工業、今期業績の上振れ余地大きく再評価へ
太洋工業 <日足> 「株探」多機能チャートより
同社が10月24日に発表した18年12月期第3四半期累計(17年12月21日~18年9月20日)の連結決算は、営業損益が1億1500万円の黒字(前年同期は5800万円の赤字)となり、通期計画の4000万円の黒字を超過した。主力の電子基板事業はディスプレーメーカーやカメラメーカー向けが苦戦した一方、医療機器メーカー向けなどが伸びたことで増収増益を確保。基板検査機事業で、アジアを中心にFPCを対象とした外観検査機や通電検査機の販売が増加したことも好業績につながった。通期業績予想は従来計画で据え置かれており、上振れ余地は大きい。
また、今秋から産業用ロボットのシステムインテグレーションサービスの提供を開始したことにも注目したい。これはロボットシステムの構想・設計・導入から周辺設備までのトータルソリューションを提案するもの。人手不足を背景とした需要などが見込め、19年12月期業績に寄与することが期待される。(参)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)