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【特集】反転待ち東京市場で注目したい「トリプルメリット」株リスト <株探トップ特集>

14日の東京株式市場は小幅反発と、前日の大幅安の後遺症が尾を引くなかで底堅い推移を見せた。

―見え始めた下値限界、割安・好業績・高進捗銘柄でその時を待つ―

 14日の東京株式市場は、前日に日経平均が大幅安した後遺症が尾を引くなかでも、小幅反発となる底堅い推移となった。こうしたなか、今回は近々想定される反転上昇相場の到来に向けて、19年3月期通期経常利益予想に対する4~9月期経常利益実績の進捗率が高く、今期増益予想でPERが比較的割安な銘柄に注目した。


●田辺工業、プラント設備の繰越工事が順調に推移

 化学プラントを主体とするプラント工事会社の田辺工業 <1828> [東証2]は5日、19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表した。売上高は174億6700万円(前年同期比23.3%増)、経常利益は12億7700万円(同61.0%増)、最終利益は8億6300万円(同60.7%増)だった。化学業界を主要顧客とするプラント設備工事で、前期からの繰越工事が順調に進んだことが寄与している。施工効率の改善や原価管理の徹底に取り組んだことも増益に貢献した。

●プレサンス、ファミリーマンションの引き渡し戸数が大幅に増加

 関西を中心に投資用ワンルームからファミリー向けマンションの開発・販売を手掛けるプレサンスコーポレーション <3254> は6日、19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表した。売上高は1213億5000万円(前年同期比83.2%増)、経常利益は255億8300万円(同2.4倍)、最終利益は174億200万円(同2.4倍)の大幅増収増益だった。ファミリーマンションの引き渡し戸数が大幅に増加したうえ、投資用ワンルームマンションやホテルの販売も伸びたことが寄与している。第2四半期累計の経常利益は、通期計画の経常利益236億6100万円(前期比19.2%増)をすでに超過達成しており、業績上振れが極めて濃厚となっている。

●ササクラ、海外向け大型海水淡水化プラントの採算見直しが寄与

 ササクラ <6303> [東証2]が8日に発表した19年3月期第2四半期累計(4-9月)連結決算は、売上高50億3000万円(前年同期比1.6%増)、経常利益7億400万円(同2.7倍)、最終利益11億4800万円(同11.8倍)となり、従来予想の経常損益3億円の赤字に比べ大幅に黒字転換を果たし、通期計画の経常利益3億円の黒字に対して進捗率は235%に達している。海外向け大型海水淡水化プラントの採算を見直した結果、前期末と比べ円安が進行したことにより、受注損失引当金のうち4億5900万円を取り崩し、売上原価を減額したことにより業績見通しが計画を上回ったとしている。

●日本電子材料、NAND型フラッシュメモリー向け好調

 半導体検査用プローブカード大手の日本電子材料 <6855> は7日、19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績予想を上方修正した。売上高は69億円から74億5500万円(前年同期比14.8%増)、経常利益は2億円から7億8100万円(前年同期は4000万円の赤字)、最終利益は2億円から7億7800万円(同1100万円の赤字)へとそれぞれ増額した。売上高は、第1四半期から好調に推移している NAND型フラッシュメモリー向け製品が、第2四半期も引き続き堅調に推移したため、当初の予想を上回る結果となった。一方、利益面においては第1四半期で高付加価値製品のプロダクトミックスにより、大きく利益の獲得が図れたものの、第2四半期のそれらの需要は減速傾向となった。しかしながら、国内メモリーIC向けへの積極的な拡販に加え、コスト削減の一層の推進により、当初の予想を上回る結果となった。

●アールビバン、ホットヨガスタジオの出店順調

 催事などでの版画作品の展示販売を手掛けるアールビバン <7523> [JQ]は9日、19年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を78億7000万円から80億円(前期比11.4%増)へ、経常利益を11億8000万円から18億9000万円(同2.1倍)へ、最終利益を16億6000万円から21億円(同3.9倍)へそれぞれ増額した。第2四半期連結累計期間で、版画などの発送が順調に推移したこと及び版画などの原価率を抑えることができたこと、「健康産業事業」でのホットヨガスタジオ「アミーダ」の出店費用が順調に予算内で推移したことなどが寄与している。

●アジアパイル、ベトナムでの需要増に対応し生産力増強

 コンクリートパイル製造・施工のアジアパイルホールディングス <5288> は9日、19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表した。売上高は434億9100万円(前年同期比16.4%増)、経常利益は27億9400万円(同2.3倍)、最終利益は19億8600万円(同2.6倍)だった。売上高は、国内では前年度に着工した大型工事の完工が集中したこと、また海外も堅調に推移したことから、全体として増収となった。また、コンクリートパイルの新たな工法として「MAGNUM工法」を開発し、8月に国土交通大臣認定を取得し、10月に販売を開始した。海外では、ベトナムでの旺盛な需要に対応すべく生産力増強に取り組む。

◆主な4~9月期経常利益高進捗率・好業績・低PER銘柄◆
           対通期 今期
銘柄 <コード>     進捗率 増益率  PER  株価
田辺工業 <1828>     70.9  30.8   7.3   886
プレサンス <3254>    108.0  19.2   5.1  1320
あさひ <3333>      103.0  18.6  13.4  1424
クイック <4318>     80.4  10.0  16.5  1533
ビーイング <4734>    90.4  41.1  17.1   700
トーヨーアサノ <5271>  86.5  77.0   5.4  3380
アジアパイル <5288>   81.0  15.1  11.5   679
東京鉄鋼 <5445>     83.5  黒転   5.3  1422
ササクラ <6303>     235.0  黒転  16.2  2638
平和 <6412>       77.4   2.0倍 14.0  2468
メイコー <6787>     70.5  87.7   7.1  1970
電子材料 <6855>     86.8  97.4   9.5   778
キムラ <7461>      85.1  19.0  12.6   502
アールビバン <7523>   95.2   2.1倍  5.0   844
サンフロ不動産 <8934>  74.1   9.7   7.0  1184
※株価は14日終値、単位:%、倍、円

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