【通貨】ビットコインキャッシュ急騰、大手取引所がハードフォーク支援の報道で【フィスコ・アルトコインニュース】

仮想通貨ビットコインキャッシュ（BCH）価格が急騰している。3日深夜0時時点で約425.4ドルだったBCH価格は、中国系の大手仮想通貨取引所バイナンスや米大手仮想通貨取引所コインベースがビットコインキャッシュのハードフォーク（新仕様への変更）をサポートすると発表した後、高騰をはじめ、5日14時半時点では約544.3ドルで取引されている（コインマーケットキャップより）。

ビットコインキャッシュのハードフォークは機能のアップデートを目的としたもので、日本時間11月16日2時に予定されている。しかし、ネットワークの仕様をめぐってビットコインキャッシュの中で一番のシェアを持つソフトウェア「ビットコインABC」と、過去にビットコイン創始者サトシ・ナカモトを自称したことのあるクレイグ・ライト氏が率いるnChain社が提案するソフトウェア「ビットコインSV」が対立。16日のハードフォークにおいて、ビットコインキャッシュが、ビットコインキャッシュとビットコインSVという2つのコインに分裂する可能性がある。

仮想通貨が分裂した場合、昨年8月にビットコインからビットコインキャッシュが分裂したケースと同様に、ユーザーは分裂に対応すると明言する取引所に仮想通貨を所有しているなど一定の条件を満たす場合などには、分裂時点で所有していたビットコインと同数のビットコインキャッシュを所有する権利を持つ。

仮想通貨取引所バイナンスやコインベースが今回ハードフォークに対応すると発表したことで、ビットコインキャッシュが2通貨に分裂した場合、新たに誕生する仮想通貨（この場合はビットコインSV）が資産として増えるという期待感が高まり、買いを後押ししたのではとみられている。

《HH》

　提供：フィスコ