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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):サンバイオ、アカツキ、日本ライフL

サンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより
■サンバイオ <4592>  5,090円  +705 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 サンバイオ <4592> [東証M]が連日ストップ高。1日の取引終了後、再生細胞薬「SB623」の外傷性脳損傷を対象にした日米グローバル第2相試験において、主要評価項目達成の解析結果を得たと発表しており、これを評価する買いが続いている。同試験の主要評価項目で、運動障害を伴う慢性期外傷性脳損傷患者にSB623を投与した群は、コントロール群と比較して、統計学的に有意な運動機能の改善を認め、主要評価項目を達成。安全性についても、新たな懸念は認められなかったという。同社では試験結果を受けて、国内で2020年1月期中の承認申請を目指すとしている。

■アカツキ <3932>  5,150円  +695 円 (+15.6%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 アカツキ<3932>が大幅続伸。2日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高121億7300万円(前年同期比19.0%増)、営業利益53億100万円(同5.0%増)、純利益37億8800万円(同4.8%増)と増収増益となり、特に7~9月期では35.8%営業増益となったことが好感された。主力でバンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)との協業タイトル「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」が、8月から実施した2.5億ダウンロードイベントが国内外で好調に推移したことが寄与した。また、買収した2社(ASOBIBAおよびアプト)を4月1日に経営統合し、アカツキライブエンターテインメントとして連結子会社化したことも貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は引き続き非開示としている。

■ユーシン精機 <6482>  1,235円  +136 円 (+12.4%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 ユーシン精機<6482>が後場急伸。同社はきょう午後1時30分ごろに、19年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益が12億300万円(前年同期比21.5%増)と大幅増益となったことが好感されたようだ。売上高は105億8600万円(同8.7%増)で着地。日本や米国、東南アジアで取出ロボットの販売が伸びたほか、欧州で特注機の販売が堅調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ピーエス三菱 <1871>  690円  +68 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 ピーエス三菱 <1871> が高い。2日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.6億円→16億円に2.9倍上方修正。減益率が76.7%減→33.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。手持ち工事の進捗が計画を下回ったものの、土木工事の採算改善が利益を大きく押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の39.4億円(前期は53.4億円)を据え置いた。

■サッポロHD <2501>  2,375円  +166 円 (+7.5%)  本日終値
 2日に決算を発表。「7-9月期(3Q)税引き前は15%増益」が好感された。サッポロホールディングス <2501> が11月2日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比34.9%減の57.1億円に落ち込み、通期計画の151億円に対する進捗率は37.8%となった。
  ⇒⇒サッポロHDの詳しい業績推移表を見る

■日本ライフライン <7575>  1,843円  +122 円 (+7.1%)  本日終値
 日本ライフライン<7575>が大幅続伸。2日の取引終了後、米ボストン・サイエンティフィック社(マサチューセッツ州)が製造するCRM(心調律管理)関連製品の日本国内における販売について、ボストン・サイエンティフィック社日本法人と独占販売契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の契約締結で、日本ライフLは長年の課題だった、徐脈だけでなく頻脈治療領域においても、優れた医療機器を医療現場に届けるということが可能となり、一層の販売規模の拡大につながると予想。また、ボストン・サイエンティフィック社の製品パイプラインを確保することで、CRM事業における継続的な成長が期待でき、中長期的な業績に寄与するものと見込んでいるという。同時に、19年3月期の連結業績予想について、売上高を494億1100万円から467億6200万円(前期比10.6%増)へ、営業利益を112億200万円から103億8300万円(同2.7%減)へ、最終利益を78億2500万円から75億3000万円(同0.7%増)へ下方修正したが市場の反応は限定的のようだ。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高222億6500万円(前年同期比9.9%増)、営業利益48億6000万円(同横ばい)、最終利益36億3800万円(同7.4%増)だった。

■名村造船所 <7014>  555円  +35 円 (+6.7%)  本日終値
 名村造船所 <7014> が続急伸。2日大引け後、19年3月期の連結最終損益を従来予想の75億円の赤字→5億円の赤字(前期は205億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことが買い材料視された。円安進行や原価削減効果で採算が想定より上向くことが寄与。10月1日付で売却が完了したオリイメック社の株式売却益約50億円を計上することも赤字縮小の要因となる。併せて発表した上期(4-9月)の同損益は13.4億円の赤字(前年同期は28.8億円の赤字)と、従来の50億円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地した。

■メガチップス <6875>  2,384円  +149 円 (+6.7%)  本日終値
 メガチップス<6875>は5日続伸。2日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を960億円から1000億円(前期比12.3%増)へ、営業利益を5億円から9億円(同66.8%減)へ、最終損益を8億円の赤字から7億円の赤字(前期19億4800万円の黒字)へ上方修正したことが好感された。 ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)の需要が前回想定を上回る見込みとなったことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高571億2200万円(前年同期比27.7%増)、営業利益5億8300万円(同62.5%減)、最終損益2億8300万円の赤字(前年同期13億8200万円の黒字)だった。

■イビデン <4062>  1,643円  +94 円 (+6.1%)  本日終値
 イビデン<4062>が続急伸。株価は10月に全体波乱相場に巻き込まれ大きく水準を切り下げ底値模索の展開を強いられていた。しかし、前週末に大幅高で25日移動平均線を一気に上回り、きょうは75日線も完全に上に抜け、トレンドの大転換を印象づけている。18年4~9月期は営業利益段階で15%減益の58億7200万円だったが、通期見通しは前期比9%増益の75億4200万円を計画、上期の対通期進捗率も78%に達している。中期的に電子部品の生産能力を大幅に引き上げる方針にあるなど、攻めの経営は自信の表れとも受け止められ、株高を助長している。

■アダストリア <2685>  2,028円  +111 円 (+5.8%)  本日終値
 アダストリア<2685>が大幅高。2日の取引終了後に発表した10月度の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.4%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年と比べて休日が1日少ない影響はあったものの、中旬以降の気温低下とともに秋物衣料の売れ行きが加速した。アイテム別では、カーディガンなどのニット類やスカートが売り上げの中心となったほか、ストール、ベレー帽などの季節アイテムも人気だった。なお、全店売上高は同1.4%増だった。

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