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【材料】<動意株・5日>(前引け)=多木化学、佐鳥電機、AMI

多木化 <日足> 「株探」多機能チャートより
 多木化学<4025>=ストップ高カイ気配。同社は4日の取引終了後、バカマツタケの完全人工栽培に成功したと発表しており、これを好感した買いが入っている。バカマツタケはマツタケ近縁種のキノコで、香り、味はマツタケ以上ともいわれているきのこ。マツタケよりも小ぶりで、アカマツ以外の植物(ブナ科)と共生し、マツタケに比べて発生時期が1カ月ほど早いのが特徴。そのため地域によっては「早松(さまつ)」と呼ばれ珍重されているが、一般の店頭に並ぶことはほとんどないという。今回、同社が開発した技術は、きのこ工場で季節を問わず栽培できることから、今後は安定栽培技術と供給体制の構築を進め、事業化を進めるとしている。

 佐鳥電機<7420>=続急伸。同社が4日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高289億4800万円(前年同期比11.6%増)、営業利益2億200万円(同3.8倍)、純利益1億3300万円(同3.0倍)と大幅増益だったことが好感されている。仕入先の販売方針転換による同社主要事業領域からの製品撤退や金融情報端末の販売減があったものの、パソコンおよび車載向け外資系電子部品や太陽光発電用パワーコンディショナーの販売が増加したことが業績を牽引。また、ハードディスクドライブ製品の新規販売なども寄与した。

 アドバンスト・メディア<3773>=3日ぶりに大幅反発。同社は4日、医療向けの人工知能(AI)音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote(アミボイス アイノート)」を発売したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「AmiVoice iNote」は、HITO病院(愛媛県四国中央市)と共同開発したもので、iOSのアプリから入力した各種情報を、オンプレミスサーバー経由で各診療部署や管理部門、代行入力者などと素早く簡単に連携できるワークシェアリングサービス。音声認識を活用して、いつでもどこでもその場から記録内容を発話し、保存できる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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