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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:三井海洋、王子HD、キーエンス

三井海洋 <日足> 「株探」多機能チャートより
■三井海洋開発 <6269>  3,390円  +260 円 (+8.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 三井海洋開発 <6269> が続急伸し、年初来高値を更新した。1日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比74.2%増の143億円に拡大して着地したことが買い材料視された。 浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の建造工事が順調に進み、10.9%の増収を達成。FPSO建造工事の未実現利益の実現で利益が急拡大した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の200億円→220億円(前期は243億円)に10.0%上方修正し、減益率が17.8%減→9.5%減に縮小する見通しとなった。

■王子ホールディングス <3861>  734円  +49 円 (+7.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 王子ホールディングス <3861> が続急伸。1日後場(13時)に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.8倍の278億円に急拡大して着地したことが引き続き買い材料視された。海外のパルプ市況上昇を追い風に、パルプの販売価格が上昇し、海外事業の収益が急拡大したことが寄与。段ボールなど紙製品の販売増加に加え、値上げ効果やコスト削減が奏功した国内事業も増益に貢献した。また、為替差損益が好転したことも利益を押し上げた。上期計画の410億円に対する進捗率は68.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが続いている。

■ラック <3857>  1,839円  +114 円 (+6.6%)  11:30現在
 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は5.8倍増益で着地」が好感された。ラック <3857> [JQ] が8月1日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.8倍の1.1億円に急拡大したが、4-9月期(上期)計画の5億円に対する進捗率は22.8%となり、5年平均の21.1%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒ラックの詳しい業績推移表を見る

■寿スピリッツ <2222>  5,500円  +320 円 (+6.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 寿スピリッツ <2222> が急反発。1日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比52.7%増の8.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。首都圏でブランド展開する洋菓子店「シュクレイ」の好調が続いたうえ、「ルタオ」などを手掛けるケイシイシイは道内店舗の好調や空港免税店での売上拡大で業績を大きく伸ばした。売上原価率が低下し、採算が改善したことも利益を押し上げた。

■日本光電 <6849>  3,170円  +165 円 (+5.5%)  11:30現在
 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)営業は黒字浮上で着地」が好感された。日本光電 <6849> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は0.5億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)に浮上したが、4-9月期(上期)計画の31億円に対する進捗率は1.7%にとどまり、5年平均の17.2%も下回った。
  ⇒⇒日本光電の詳しい業績推移表を見る

■ワークマン <7564>  5,350円  +220 円 (+4.3%)  11:30現在
 ワークマン<7564>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は1日取引終了後に、7月度の月次売上高(速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比16.1%増となり、前月の伸び率(10.8%増)から拡大したことが好感されているようだ。既存店の客数は同8.9%増、客単価は同6.6%増と堅調に推移。記録的な厳しい暑さが続くなか、空調服や接触冷感機能のコンプレッションウエア、半袖のTシャツやポロシャツ、ショートソックスなどの夏物衣料に加え、ヘルメットインナーやアームカバーなど防暑小物が好調だった。なお、全店ベースの売上高は前年同月比18.1%増となっている。

■キーエンス <6861>  61,130円  +1,030 円 (+1.7%)  11:30現在
 キーエンス <6861> が続伸。1日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比16.4%増の789億円に伸びて着地したことが買い材料視された。製造業の旺盛な自動化投資需要を追い風に、主力のFA用センサーなどの販売が伸びたようだ。米中貿易摩擦による中国景気減速懸念が重しとなり、株価は調整基調を強めていたが、好決算が素直に評価され、一時7月2日以来の6万3000円を回復した。

■日本精工 <6471>  1,242円  +14 円 (+1.1%)  11:30現在
 1日、日本精工 <6471> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.8%にあたる2000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月2日から11月30日まで。同時に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比7.3%増の252億円で着地した。

■高島屋 <8233>  915円  +3 円 (+0.3%)  11:30現在
 高島屋<8233>は小動き。1日の取引終了後に発表した7月度の店頭売上速報で、高島屋単体と国内百貨店子会社を含む17店舗合計の売上高は前年同月比3.6%減と、2カ月ぶりに前年実績を下回ったが、市場の反応は限定的のようだ。7月は前月末からのクリアランスセールが前年より1日早くスタートした影響に加えて、豪雨・台風などの天候影響もあり前年実績に届かなかった。商品別では、化粧品が引き続き好調な婦人雑貨や、高額品の宝飾品、呉服、美術が前年比プラスだった。なお、免税売上は同19.5%増となった。

■東京エレクトロン <8035>  19,785円  +40 円 (+0.2%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連株が買われている。前日の米国株市場ではNYダウが反落したものの、アップル株が好決算やアナリストの目標株価引き上げの動きを背景に大幅高、ナスダック指数上昇に寄与した。この流れを受けて、東京市場でもこれまでスマートフォンの需要減速懸念で売られていた半導体セクターの見直し買いにつながっている。東エレクは4日続伸で、この間に約1000円幅の上昇をみせた。

■イーレックス <9517>  958円  -196 円 (-17.0%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 イーレックス <9517> が急反落。株価は5月10日以来、約3ヵ月ぶりの1000円割れとなっている。8月1日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.3%減の11.2億円で着地。好決算への期待が大きかっただけに失望売りが広がっているようだ。主力の電力小売り事業で高圧分野、低圧分野ともに電力供給施設数が伸び、売上高は前年同期比38.2%の124億円と大幅増収を達成。一方、販売電力量の増加に伴い調達電力量と託送料金が増加したことが利益を圧迫した。19年3月期の連結経常利益は前期比45.7%増の66.1億円と大幅増益を見込んでおり、第1四半期が低調なスタートとなったことが懸念視された。

■ヒノキヤグループ <1413>  2,838円  -357 円 (-11.2%)  11:30現在  東証1部 下落率5位
 ヒノキヤグループ<1413>は急反落。1日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、営業利益を68億円から60億3000万円(前期比4.1%減)へ、純利益を38億円から35億1000万円(同1.8%増)へ下方修正したことが嫌気されている。断熱材事業で原料価格が高騰している一方、販売価格への転嫁を予定していないことが要因としている。

■古河電気工業 <5801>  3,690円  -415 円 (-10.1%)  11:30現在  東証1部 下落率7位
 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は26%減益で着地」が嫌気された。古河電気工業 <5801> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比25.7%減の74.7億円に減り、通期計画の435億円に対する進捗率は17.2%となり、5年平均の19.8%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒古河電気工業の詳しい業績推移表を見る

■イーグル工業 <6486>  1,690円  -135 円 (-7.4%)  11:30現在
 1日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は24%減益で着地」が嫌気された。イーグル工業 <6486> が8月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比24.5%減の34.4億円に減り、4-9月期(上期)計画の70億円に対する進捗率は49.2%にとどまり、5年平均の54.1%も下回った。
  ⇒⇒イーグル工業の詳しい業績推移表を見る

■ニチダイ <6467>  1,036円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 ニチダイ <6467> [JQ]がストップ高。1日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比67.0%増の3.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の精密鍛造金型が国内やインド、アセアンの自動車関連メーカー向けに販売が大きく伸びたことが寄与。上期計画の4.3億円に対する進捗率は74.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 アドウェイズ <2489>  614円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 ALBERT <3906>  7,660円  +1,000 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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