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【市況】米国株見通し:米指標改善で買いも原油安が圧迫か

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2812.25(- 3.75) (17:50現在)
ナスダック100先物  7394.00(-10.50) (17:50現在)


 17時50分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は15ドル安程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.60ドルほどの下落。こうした流れを受け、19日の米株式市場は売り先行で始まろう。


 パウエル米FRB議長は前日の議会証言(下院金融委員会)でも、景気に楽観的な見通しを示したほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では全米の経済が引き続き成長していることが確認された。一方、中国外務省は本日、「米国との貿易戦争でどちらが正しく、どちらが間違えているかは明白」、「貿易戦争は望んでいないが、恐れてもいない」と表明している。米商務省が19-20日で開催する自動車の輸入制限に関する公聴会も注目されそうだ。NY原油先物は、時間外取引で下落しているが、米国の原油生産量拡大やドル高による割高感から軟調推移が予想される。


 本日発表となる米経済指標は、先週分新規失業保険申請件数、7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月景気先行指数。先週分新規失業保険申請件数は低位安定的な水準が続き、フィラデルフィア指数と景気先行指数はそれぞれ改善が予想され、株価にはポジティブな材料になるとみられる。決算発表は、マイクロソフトやフィリップ・モリスなどがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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