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【特集】ヒーハイスト Research Memo(6):経営の基本方針は「不易流行」

ヒーハイスト <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期の経営方針とターゲット市場

1. 「不易流行」に沿って経営を推進
ヒーハイスト精工<6433>では特に中期経営計画等は発表していないが、今後の経営方針として「不易流行」を掲げている。この「不易流行」とは、松尾芭蕉が「奥の細道」で体得した理念。「不易」とはどのような時代や環境になろうとも、変えてはならないこと。「流行」とは、その時代、時代の環境の変化に順応していかなければならないこと。

同社でも、社会構造の変革期ことこそ、経営や業務の「不易と流行」を再確認する絶好のチャンスと捉えている。今後も市場の変化を注視して取るべきアクションを慎重に見極めながらも、一度決めたら素早いスピードでShiftしていくことを経営の基本方針としている。

2. PMマトリックス:既存製品を新規顧客向け、新製品を既存顧客向けに注力
同社では、「製品」及び「市場」に対してそれぞれ「既存」「新規」に分けたPMマトリックスの中で今後の事業展開を考えている。つまり、今後の事業展開として既存製品を既存市場(顧客)に販売していくのは当然だが、それ以外に「既存製品を新規顧客に」、「新製品を既存顧客に」、「新製品を新規顧客に」拡販していくことが考えられる。しかし同社では、最後の「新製品を新規顧客に」はリスクが高いので注力しない方針だ。その替わり、新製品を既存顧客に、既存製品を新規顧客に対して拡販することに注力する方針だ。

3. ターゲット市場(顧客)
同社が今後ターゲットとする顧客(市場)はマトリックスの中から、アミューズメント機器、嗜好品、消耗品、省スペース化などの分野を狙っていく方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SF》

 提供:フィスコ

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