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【特集】イノベーション Research Memo(4):積極的な投資を行ったことにより収益性は低下したものの、財務体質は改善

イノベーショ <日足> 「株探」多機能チャートより

■イノベーション<3970>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2018年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比114百万円減少の1,120百万円となった。前払費用が38百万円、未収還付法人税等が23百万円増加したものの、現金及び預金が166百万円減少したことが要因となっている。

一方、負債合計は前期末比145百万円減少の260百万円となった。これは、未払法人税等が69百万円、有利子負債が55百万円、預り金が21百万円それぞれ減少したことによる。また、純資産は当期純利益23百万円を計上したこと等により、同31百万円増加の859百万円となった。

経営指標を見ると、負債の減少に伴い自己資本比率が前期末の67.1%から76.7%に上昇し、有利子負債の減少に伴い有利子負債比率が前期末の18.1%から11.0%に低下するなど、財務体質の改善が進んだと言える。一方で、売上高営業利益率やROA、ROEなどは広告宣伝費や人材関連費、開発費等の積極的な投資を行ったことにより、いずれも前期の水準から大きく低下した。現状はまだ事業規模が小さいこともあり、収益性も期によって大きく変動する傾向となっているが、今後はストック型ビジネスモデルとなる「List Finder」の成長により、収益性も着実に向上していくものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NB》

 提供:フィスコ

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