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【市況】出遅れている銘柄やセクターといった、ややリスク回避的な動き/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 22434.06 (-82.77)
TOPIX  : 1737.13 (-7.70)

[後場の投資戦略]

 日経平均は小幅に上昇して始まったが、25日線に上値を抑えられる格好となり、次第に利益確定の売りに押される展開をみせている。中小型株についてもやや買いが先行していたが、こちらも次第に下げに転じる不安定な展開となった。米紙WSJは、トランプ米政権が策定している中国企業の対米投資制限について、中国資本が25%以上の企業を対象にする検討に入ったと報じており。ハイテク製品の中国への輸出にも制限をかけるといい、投資家心理の悪化につながったようである。

 後場は日銀のETF買い入れが需給面の下支えとして意識される可能性はありそうだが、一目均衡表では雲上限を下回っての推移であり、テクニカル面でも手掛けづらさがある。遅行スパンは週半ば以降、実線の下降とともにこれを上回って上方シグナルを発生させてくる可能性がある。まずはテクニカルシグナルを見極めたいところであるだろう。物色は出遅れている銘柄やセクターといった、ややリスク回避的な動きをみせそうだ。押し目拾いのスタンスは意識しておきたい。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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