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【市況】NY株式:NYダウは196ドル安、貿易摩擦を巡る先行き不透明感広がる

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は下落。ダウ平均は196.10ドル安の24461.70、ナスダックは68.56ポイント安の7712.95で取引を終了した。米中貿易摩擦への懸念やイタリア政局不安を受けて欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行。6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数が予想を下振れたほか、明日予定される石油輸出国機構(OPEC)での協調減産緩和の思惑から、原油相場が下落したことも嫌気され、軟調推移となった。セクター別では、食品・生活必需品小売や不動産が上昇する一方でエネルギーや自動車・自動車部品が下落した。

米最高裁が州や地方自治体に対してオンライン小売業者からの売上税徴収を認め、ネット小売のアマゾン(AMZN)、クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)、食材宅配サービスのブルーエプロン(APRN)などが軒並み下落。中国による米輸入車への関税措置やボイコットへの懸念から、自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)が軟調推移。スポーツ用品のナイキ(NKE)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け売られた。

ロス商務長官は、パウエルFRB議長による貿易摩擦が経済に与える悪影響に関する発言に反論し、対中貿易摩擦では米国が優位に立つとの認識を示した。





Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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