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【市況】東京株式(前引け)=小幅反落、売買代金低調で方向感定まらず

日経平均 <1分足> 売買代金 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前週末比5円52銭安の2万2445円27銭と小反落。前場の東証1部の売買高概算は5億3713万株、売買代金概算は8983億3000万円。値上がり銘柄数は814、対して値下がり銘柄数は1147、変わらずは117銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、強弱感対立のなか売り買いが交錯し方向感の定まらない動きとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが軟調で、WTI原油価格が急落するなどリスク回避の動きもみられたが、一方で米朝首脳会談は実施に向け協議再開を始めたことが伝わり、東京市場にとっても買い安心材料となっている。ただ、外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と取引時間中に円高に振れたこともあって上値の重い展開を強いられている。売買代金は前場段階で1兆円を下回り低調。

 個別ではソニー<6758>が堅調、村田製作所<6981>もしっかり。JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運も高い。イワキ<8095>が急騰、ブレインパッド<3655>も大幅高に買われた。サニックス<4651>も物色人気。宮越ホールディングス<6620>、河合楽器製作所<7952>も値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203>が売られ、任天堂<7974>も軟調。国際石油開発帝石<1605>、昭和シェル石油<5002>など原油関連も下落した。清水銀行<8364>が急落したほか、石川製作所<6208>も大きく利食われた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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