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【材料】個人投資家わらしべ:アクセルは自動運転・ブロックチェーンのWテーマ株【FISCOソーシャルレポーター】

アクセル <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家わらしべ氏(ブログ「テンバガーへGO!わらしべのブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年5月6日21時に執筆

フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。

【自動運転・ブロックチェーン関連のWテーマ株】

私はテンバガー(10倍株)にもなりえる人気銘柄の条件として「テーマ性」を重視しております。

しかしながらその「テーマ」が市場からの注目を集めるタイミングは予想が付きません。2つのテーマ「Wテーマ」を内包した銘柄であれば、いずれかの「テーマ」が注目されれば良い訳ですから理論的に人気化する確率は高まると思っております。そこで「自動運転」「ブロックチェーン」の「Wテーマ」を内包している銘柄としてアクセル<6730>に注目してみたいと思います。

アクセル<6730>
東証一部


【独自技術に強みを持つグラフィックス&サウンドLSI半導体メーカー】

グラフィックス&サウンドLSI、圧縮伸長技術の研究開発を強みとするファブレス半導体メーカーであり、豊富な設計実績とすぐれた設計力を持つ技術スタッフによる高い製品開発力を生かして独創的で高機能なLSI製品を設計、販売しています。特に独自開発した画像圧縮技術を付加価値としてパチンコ・パチスロ機市場に向けたグラフィックスLSI製品では圧倒的なシェアを誇っています。また、同市場で培った技術・ノウハウを生かして、パチンコ・パチスロ機以外の市場に向けた製品開発にも注力しています。


【「ファブレス」型のビジネスモデル】

自社では生産拠点(工場)を持たない「ファブレス」企業で、経営資源を開発に集約しています。こうした事業展開は固定費比率の軽減につながっており同社の強みとなっています。

【ブロックチェーン事業の開始、及び子会社の設立(予定)を発表】

同社は2018年4月25日の開示で「新規事業(ブロックチェーン事業)の開始 及び子会社の設立(予定)に関するお知らせ」を発表しています。

※同社がこれまで培ってきたファブレス半導体メーカーとしての「グラフィックス&サウンドLSI、圧縮伸長技術の研究開発」を生かし、今後、新規事業としてブロックチェーン事業を子会社設立を視野に入れて推進していくことが明らかにしています。


【自動運転ベンチャー「ティアフォー」と自動運転に最適なシステムLSIを共同開発】

同社は2017年5月15日に「アクセル、ティアフォーと自動運転に最適な専用システムLSIに関する研究開発で協業」を発表しています。

現在、自動運転技術を支えるシステムLSIは、コンピュータグラフィックス処理に最適化された画像処理用半導体(GPU)が最適解として利用されていますが、今後自動運転車を幅広く普及させていくためには、より自動運転に最適化された専用デバイスが必要になると考えられており、今回両社はその研究開発で協力していくことを合意しました。

※これまで同社はパチンコ・パチスロ機市場に向けたLSIを主力としていましたが、今後大きな成長性が見込める車向けの「自動運転に最適な専用LSI」の開発に着手し、成長ドライバーとして注力していくことが伺えます。

【アクセルがティアフォーへの出資を発表、自動運転に最適な専用システムLSI の研究開発の事業化に期待】

同社は3月5日の開示「株式会社ティアフォーへの出資に関するお知らせ」でティアフォーに出資した(金額は未公表)と発表しています。

※2017年5月の「自動運転に最適な専用システムLSI (ヘテロジニアスSoc) に関する研究開発で協業することに合意」から、さらに共同開発をすすめ「事業化」に向けた継続的関係の構築を図るための「出資」であることがコメントされており、「自動運転に最適な専用システムLSI」の研究開発は「事業化」に向けて大きく動き出すことが期待されると思います。


【自己資本比率87.6%、無借金経営で財務健全性は極めて高い】

「テーマ性」を秘めた成長株に長期的な目線で投資するためには財務健全性が重視されると考えています。同社は自己資本比率87.6%、無借金経営、1株純資産は1020.67円と財務健全性は極めて高くNISAでの長期保有目的にも適す銘柄と考えられます。


【2009年には4080円をマーク、人気化すれば上値は高い】

2018年4月25日の「新規事業(ブロックチェーン事業)の開始 及び子会社の設立(予定)に関するお知らせ」の開示翌日の4月26日に株価は急騰し一時ストップ高「1,050円」をマーク、現在、調整局面からの反発を試す局面と考えられます。

「自動運転」「ブロックチェーン」のWテーマを内包する「テーマ株」として将来的なポテンシャルを折り込む人気化が期待されると思います。

また、2009年には4080円の高値をマークしており、ひとたび人気化すれば上値の高い銘柄と言えるでしょう。


株価836円(2018年5月2日終値)

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執筆者名:わらしべ
ブログ名:テンバガーへGO!わらしべのブログ

《FA》

 提供:フィスコ

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