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【材料】キヤノンが反発、半導体露光装置好調で第1四半期営業利益5%増

キヤノン <日足> 「株探」多機能チャートより
 キヤノン<7751>が反発している。25日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高9607億1200万円(前年同期比1.2%減)、営業利益770億8300万円(同5.3%増)、純利益571億1300万円(同3.7%増)と営業増益で着地したことが好感されている。

 レンズ交換式デジタルカメラやコンパクトデジタルカメラの不振や医療機器の苦戦で売上高は減収を余儀なくされた。ただ、データセンター向けメモリーの需要拡大を受けて半導体露光装置が販売台数を大幅に伸ばしたほか、ネットワークカメラやオフィス向けカラー複合機、ハイエンドモデルのレーザープリンターは伸長し、さらにグループを挙げて継続的なコストダウン活動や経費削減活動を徹底したことが利益を押し上げた。期中の平均為替レートは1ドル=108.03円、1ユーロ=133.10円だった。

 なお、18年12月期通期業績予想は、売上高4兆3000億円(前期比5.4%増)、営業利益4040億円(同25.6%増)、純利益2800億円(同15.7%増)の従来見通しを据え置いている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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