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【材料】<動意株・18日>(前引け)=パルマ、戸田建設、フュートレック

 パルマ<3461>=ストップ高カイ気配。同社は17日の取引終了後、日本郵政<6178>傘下の投資会社である日本郵政キャピタルを引受先として、16万株の第三者割当増資を実施し、約5億8000万円を調達すると発表したことが好材料視されている。近年、海外の機関投資家からビル型のセルフストレージへの不動産投資ニーズが高まっており、同社でも財務の安定性確保や自己資本の拡充を図りながら、物件取得の機動性を高めるため、今回の資金調達を判断したという。調達資金はセルフストレージ用地の取得や建築などに当てる方針だ。また、親会社のディア・ライフ<3245>が日本郵政キャピタルに保有株の一部を売却すると発表しており、これにより日本郵政キャピタルは第2位株主に浮上する。

 戸田建設<1860>=大幅高で4日続伸。同社は17日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を4210億円から4280億円(前期比1.2%増)へ、営業利益を248億円から305億円(同22.0%増)へ、最終利益を198億円から254億円(同39.7%減)へそれぞれ増額した。売上高が前回発表から若干の増加となったことに加え、生産性向上の継続的取り組みによる建設事業の利益率向上により、完成工事総利益が増加する見通しとなったことが上方修正に寄与している。

 フュートレック<2468>=ストップ高。同社は17日の取引終了後、韓国SKグループで人工知能(AI)サービス「AIBRIL」を展開するSKホールディングスC&Cと、音声認識技術と音響処理技術に関するパートナー契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。フュートレックは、17年9月から「AIBRIL」のパートナー企業となっているが、AIビジネスのさらなる拡大のために今回のパートナーシップ契約を締結したという。これにより、今後、SKホールディングスC&Cはフュートレックの音声認識技術と音響処理技術を利用して、AIサービスのビジネス展開を図る一方、フュートレックはSKホールディングスC&Cの販売ネットワークを通じて、海外の市場への販路拡大を目指すとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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