【テク】日経平均テクニカル：反落。安値引けも抵抗線突破を意識したトレンド形成

11日の日経平均は、反落。小幅に続伸して始まったが、その後はこう着感の強い展開が続く中、次第に利益確定の流れが優勢となり、結局は本日の安値で取引を終えている。ただし、直近戻り高値水準を回復していることもあり、戻り売りが強まる状況は想定内であろう。反対に5日線が支持線として機能している状況においては、底堅さが意識されている。ボリンジャーバンドでは+1σを明確に上放れることができず、+1σと中心値（25日）とのレンジ内での推移に。一目均衡表では転換線が支持線として機能するなか、雲下限に接近しているため、強弱感が対立しやすいところ。遅行スパンは実線を上回っており、上方シグナルは継続している。週間形状では転換線が支持線として意識されるなか、13週線をうかがう形状となり。引き続き調整トレンドの中ではあるが、抵抗線突破を意識したトレンド形成となろう。
《FA》

　提供：フィスコ